さんかれあ 第8話

 父から脱出して自由になったと認識しているのに、なぜ父の元に帰るのが真のフリーダムになるのかさっぱり。
 礼弥がバカ力を発揮するのは予想はしてたんだけど、ヤスタカに連れ出されるときにはなすがまゝだったので、どうなるかわかんなかった。礼弥父の配下をぶっとばすぐらいなんだから、千紘がさらわれるときにも追いついて車を持ち上げるぐらいはするのかとも思ったんだけどそれもなかったな。しかしまぁストーリーの組み立てとしては、礼弥が戻っても父との相克は同じことの繰り返しにしかならず、礼弥父と千紘を引き合わせるのは確かに理に適っている。っつーか、あと4話なのか。次回千紘と礼弥父との対戦が描かれるってことは、その結果礼弥が散華家から解放されるんじゃなくて、もう2揉め3揉めあるのか。まぁワンコとの調整も残ってるし、見せ場はあるんだろう。次回見ればその次の展開はわかっていくんだろうけど、現段階ではどのような結末…というかクライマックスにするのか読めなくて結構面白い。
 千紘父の落ち着きが物語を引き締めてたな。散華家の執事もまた重石的役割なんだろうけどこちらは黒子に徹しているので、他のほとんどのキャラが精神的に大人ではないのでしっかり大人の役を引き受けているという構造になっている。