ToLOVEる-とらぶる-ダークネス 第7話

 ラヽとの妄想濡場シーンは強引だったな。
 複数の女を一人の男が独占することの是非というテーマに期待通り突っ込んでくれないのでちょっとな。リトはどちらかというと駆け込み寺的要素というか、いろんな女の精神安定剤って側面が強くて、ちょっと「男がもてるには講座」みたいになってゝ安っぽく感じる。芽亜、もしくはマスターの思惑はともかく表面上は摩擦が無いので、物語の急転待ちといったところか。キャラの内面を想像するのが楽しい作品なのに、心のうちがフォーマット通り過ぎるとちょっと飽きてしまう。もしくはフォーマット通りになるにせよ、演出に気を遣ってくれると嬉しいのだが。
 今回は「仲のよさ」がテーマだったのだが、よっぽど個人的つながりが強固でないと、目的集団内での協力関係を超越するのはなかなか難しいと思うんだよね。家族だと無条件に仲が良いってのも幻想だし、それこそラヽは今回その維持には努力が必要だってのを示していたし。まぁいがみあったりしている当人達は周囲の誰がどんな気を遣っているかにはフツー無頓着なので、絶えず周囲にアンテナを張って行動しろ…と言いたいところだが、そういうのは空気を読めというのと同義だったりすることも多いので、それもどうかなぁと思ってみたり。知らぬが仏とはよく言ったものだが、調整する側はそれはそれで結構骨が折れるんですけどね。恩を仇で返されることも多いんで距離をとったら気が楽で楽で。