さんかれあ 第4話

 腐らないのがデフォルトかと思ってたんだけど。
 白骨化したらそれこそヾンビじゃなくなっちゃう。しかもばーぶは腐ってなさそうだし。そこらあたりの説明は次にあるのかな。
 テンポ的にはちょうどいゝんだけど、話の展開がやけに遅い。礼亜が自由になった喜びをもうちょっと開けっぴろげに表現するかと思ったらそうでもなかったし、今一事態を良く把握していないような趣が面白い。おそらく礼亜は外向的でもなさそうだし、俗世のことをよく知っていそうでもない。
 状況的には劇的な変化なのに、ゆっくりした描写のせいか、この雰囲気に流されてしまうこの感覚がちょっと心地よい。無理やり動かして矛盾を呼ぶということがないし、ゆったりした心持ちで「次どういう展開にしてくるんだろう」といった期待感が生まれてきている気がする。まぁその分、話の推移がどうでもよくなっちゃってるってのはあるんだけど。散華家的に見ると、親の引け目がある上で、礼亜が無理なく家で生活を送るという構造になっていて、やはりゾンビという設定抜きでも視聴できるのは大きいな。