さんかれあ 第6話

 やっぱりわんこをくれ、いやください。
 礼亜が自分の人生を降谷と共に作っていくという流れになるのかと思ったら、いきなり維持で大変…という現実に向き合うことに。礼亜が家を飛び出して自由になったが、自活するのが大変というふうに読み替えることができるのかな。それにしても降谷家の家業である寺が駆け込み寺って設定はうまいな。普通だったらすぐに連れ戻されるわけで、散華家からの追求をうまく切り抜けるという形になっている。それもご都合主義と考えられなくもないが、このぐらいの下駄を履かせてもらわないと話が動きすぎるんだろう。
 やっぱりはっとりみつるってちょっとほんわかした話の流れがキモなのかね。ウミショーちはやふるのようなイケイケどんどんっって感じゞゃなかったもんな。各キャラがなんか得意(特異)な分野に凝っていて一家言あるようなところとかね。いや、こういうぼんやりしたところ、つまりメッセージ性を言葉できっぱりあらわせないこともないんだけど、そういうのは野暮っていうのか、いろんな要素が混濁して、その混沌としたのが一つの有機体として視聴者にそっと迫ってくる感じ、わりと好きなんだよ。