札幌、再訪した店たち

 自分の行動に幅が無いってことなんだろうけど、こうやって紹介できるのって大抵食い物屋ぐらいなもんになってしまっている。下手な観光ガイドだと他のサイトさんのほうが紹介が上手いし、小樽・定山渓・自転車道など自転車での行動をUPしてみてもメモ以上の何者でもない。かといって他に何を紹介したらよいのか迷うというか結構無いもんだな。
 自分が学生の頃はアウトヾア志向が流行ってもいたし、とはいえせっかくの北海道だからそれを堪能する手段ってそれほど多くも無かったような気がする。で、それ方面の店を。結局結構利用した古本屋には思い入れが無くなっていた。

  • ダイヤモンド商会

 いわずと知れた大通り付近の自転車屋。自分が学生の頃はロードレーサーが流行り始めた頃だったような気がするが、当時流行っていたのはランドナーなどのツーリング車。北海道一周自転車旅行が定番でもあった時代だ。大体そういうパーツに強い店という感じなのだが、正直、今展示車を見ると商売の方向をどの方面に振っているのかよくわかんない品揃えだ。10年ほど前にも訪れているのだが、だんだんパーツの揃いも悪くなっている気がする。

 旅行中自転車のチェーンが切れて、こゝで直してもらおうと思ったが、土日休みの大名商売*1。いつ訪れても下で修理作業をやっているようだから、本体やパーツの販売より修理が主な業務っぽい。レンタサイクルも一日千円だったかでやっているらしい。あくせく働かなくても細々とやっていけるんだろうな。

  • むらやま

 北大通りに面している老舗。今もやってるかどうかわかんないけど、サイクルスポーツにも広告をだしてた店。なんか新しい建物になってた。

 昔は木造の古い建物で一階のみが売り場のごちゃごちゃした店だったのだが、なんか少しお洒落な店になってた。愛想の悪い店という評判だったのだが、自分としては用さえ済ませられるのであれば過剰な愛想は要らないぐらいと思っていたぐらい。店に入るとそういや主人の顔は見覚えがあるような気がする。店内の展示品は当時を思い出させるものはあまり無く、最近のパーツが主。自転車の台数は多く、大学生のニーズに合った感じを受ける。まぁ自分が当時知らなかっただけだろうが、今となってはロード系の店は札幌市内に点在しているので、わざわざこゝまで出張らなくてはならないものでもないだろう。結構大きな建物になってたんでそこそこ商売になっていたんだろうなと思った。
 うーん、自転車屋もあまり思い入れがないなぁ。大学の頃、フレームはどっかで調達して自分で塗装してランドナーを組み上げた記憶があるんだけど、バーテープ状のものをダイヤモンド商会で買った記憶しか掘り起こせない。まぁ友人にパーツを譲ってもらったってのもあるんだけど。就職して10年ほど自転車から遠ざかっていたけど、今となってはランドナーじゃなくてロードだもんな。札幌では流行なのかシングルギアもよく見かけたが、あとはマヽチャリが大部分。大学生がロードレーサーに乗っていたり、でもそこそこランドナーも見かけたりして、絶滅していないことは確認した。

  • 秀岳荘

 札幌では有名な登山用品の店。昔はちょっとはなれたところにICI石井スポーツという登山用品の店があったのだが、こちらはなくなっている。登山ブームはかなり衰退したと思うのだが、それでも昔と変わらぬ売り場構成のようで、製品自体は新しくなっているので懐かしさは半減だが、なんか再訪して落ち着く感じだった。

 大学構内で歩くスキーをやるときなんかは普通のスキー用品店では扱ってないので、こゝで揃えるということになるのだが、やりたいと思っていながらついにやれなかった。北海道だとやれ十勝岳だの利尻だの登山には事欠かないのだが、あまりバリバリの登山をやるわけでもなく、野外活動程度のリクレーションのためと、ちょっとしたファッションとして利用したぐらい。でも今の若い人はそういうちょっとしたファッションとしても登山には興味が無いような気がするねぇ。なんかさびしい限り。

*1:こゝだけじゃなく、他の店もそうなんだが。