イヤボーンの予感。
いやもうね、カタルシスってのが似合う作品ってのはこういうのをいうのかね。その、溜まりに溜まった感情を噴出すことで、事態の急展開をみせるわけなんだが、この作品って、わりとちょくちょく感情の表出をやってるので、あまり我慢しているって感じはしないんだよな。頭に血が昇ってついついってのがあったので、じゃぁこのクライマックスが爆発的インパクトがないか？と言われゝば、そうでもないのが不思議。まぁむしろこれはこういう作品なんだよっていう手ほどきをされていた感じがするな。
自我を保つために借り物の力を必要とする連中だとか、過ぎた力は人を不幸にするだとか、もう権力についての言及が目白押し。案山子の力という記号を借りなくても描写できそうな気はするが、それをしちゃうとナマナマしくなり過ぎるんだろうな。で、そうなるとアニメ絵じゃなくて三次元ドラマでやれってことにもなるだろう。
何度も言ってることなんだけど、シリーズ通してのキャラに課せられた表面上のミッションが無いにもかゝわらず、目が釘付けにさせられる不思議な作品だワナ。もちろん感情面や関係性構築に関しての蓄積はなされているんだが。神様ドォルズ講座では継続希望とかあって、なんか第2期作りたいけどGoサインが出なかったような雰囲気が感じられる。人気出なかったのかね？。もったいない。ちゃっかり増税反対の看板があってニヤリですよ。
