たまゆら曜日は昨日だったのだが。

 昨日はたまゆら感想をUPして寝てしまっていた。まぁ今日もアニメ感想をUPしてぼんやり寝ていたのだが、やはり季節の変わり目で体に負担がかゝっているんだろうか?。
 みっつめを視聴すると、なるほど地方とアニメのタイアップなんてのが見えてくるような気がした。が、なんていうのかな?、観光客を呼ぶにしては経済効果を度外視しているような気がしないでもない。十文字展望台の場所は、劇中で迷っていたようにかなりやゝこしいところにあり、アクセスが非常に不便だ。たぶん地元の人もおいそれと行くところでは無いんじゃないだろうか?。前回の蒲刈だとまだ美術館もあり、観光地化されているような気がするが、今回の豊島はその気配があまり感じられない。
 まぁ自分が大学生の頃なんかも、「人があまり行かないところに行ってみよう」とばかりに、なんか発掘にも近い感覚で、もちろん面白い何かゞ見つかればラッキーだし、見つからなくても後で話のネタにするぐらいの特徴を見つけて帰るなんてことをやってたような気がする。やはり時間が無いとできない…というか時間があり余ってないとできないことではあるわな。
 ぽって達が使ったルートも、前回の蒲刈より奥に進むという形になっていて、徐々に行動範囲を広げていくというもの。これもリピーターの行動に合わせてある。で、行き着いた先にあるものは、商業的なものでもなければ、大勢の人を惹きつけるすばらしい景観ってほどでもない。いや、もちろん眺めはいゝとは思うのだが、たくさんの観光客を引き付けるためにはあまりにアクセスが悪すぎる。ちょっと全国といったレヴェルで訪れるにはしんどいだろう。大体広島から列車を使い、島にはバス、展望台まで2〜3時間だろ。しかも土地勘が無いと迷うという。列車は1〜2時間おきだろうし、バスはもっと間歇的だと思う。きっと竹原に住んでいる人ですらめったに行かないところだと思うよ。たゞ、それだけめんどくさいところに行き着くのだから、それはなにより自分だけの思い出&風景になることはまちがいない。
 というわけで、なんか地域興しというのとはちょっと違うんじゃないかという感じだ。アクセスが悪いのを承知で探検気分で訪れるってのは別に竹原に住んでなくても、どこに住んでいてもと言ってよいくらいできることではある。それこそ前に述べたすきま漫遊記的な何かでいゝのだ。たぶん豊島の人であれば「おらが村の紹介」で話題になったぐらいの感覚だろう。そりゃ観光客が来てカネを落としてくれるにこしたことはないのだろうが、土地の人には土地の生活があって、あまり人がわんさか来るのを期待しているというわけでもなさそう。なんか映画のロケ地になった以上のものはないんじゃなかろうか。地方を美しく描いてくれるのはありがたいのだろうが、もし地域興しを期待していた人がいれば肩透かしを食ったのかもしれない。たゞ、自分が思うにヘンに背伸びした描写じゃないので、物語としては非常に落ち着いた表現だと思う。
 OVAは次で終わり。ぽっての家の喫茶店も客は前回予想したような観光客が雰囲気を楽しむものでなく、なんか地元の人が時間潰しに来ていたような感じだったし、地方は地方でまぁ生活してますよ程度のものなんじゃないかと。でもなんだなぁ、豊島までの旅行だと運賃が結構なものになると思うんだけど、高校生のクセにカネ持ってんなぁ。やはり必要なのはカネと暇なんだろうなと。