野田の消費税へのこだわりは凄まじいねぇ。

 夕方んHKラジオを聞いていた。ニュースでは野口悠紀雄を招いて好き放題言わせてたな。特権階級は所得税法人税の穴埋めのために消費税の増税は大歓迎で、経団連会長が絶賛してたぐらいだ。が、それ以外の国民は誰も消費税増税を拒否していると思うんだが、んHKは町の声で仕方がないといわせて増税への機運を盛り立てゝいる。
 野口悠紀雄は過去の分析は優れているが、処方箋はまるっきりダメという、いかにも学者先生の言い分で、参考にもなったが腹が立って仕方がなかった。曰く、処方箋は2つあって、1つが消費税は30%にしないと立ち行かなくなるというもの。もう1つが年金は大幅に見直しをすべきというもの。アホか。
 前者は財政が今まで奔放すぎとのことで、国債を発行しすぎて借金もぐれになってしまっているのがマズいらしい。やたら民主党を墜としていたが、借金で財政を支えるのはマズいというのは子鼠内閣の頃から言われ続けていたことであり、延長線にある民主党ばかり責めるのはどうかとは思った。たゞ、民主党は政権をとった直後に功労者の小沢や鳩山の背中を撃って内ゲバを始めて、有害な空き菅・岡田・前原が権力の椅子を求めていたから、自民盗以上の責任は負っているだろう。合衆国もそうだが、オバマは政権をとった直後に海外派兵をすべてやめ、軍産複合体の内側だけに流れている金を国内市場に還流させないとダメだったのに、あいも変わらず犯罪的特権階級にカネを流し続けていたからな。そのためのブッシュ弾劾裁判なのにやらなかった。当然民主党も自民の組み立てた利権構造を壊さないとダメだったのにやらなかった。それがすべての原因だろう。
 後者については、もともと年金制度は作った時点で欠陥だらけだったということだ。まぁこれは当時の役人が「どう作ってもネズミ講にしかならない」と言ってたし、それでも法律化したのは別にネズミ講にならないよう制度設計をしたわけではなく、ネズミ講なのにネズミ講じゃないと言い張る屁理屈を組み立てただけの話というのは当時の関係者では周知の事実だったらしい。
 いやでも正直借金もぐれの財政への道筋をつけたのは子鼠だし、100年安心だとか言って一年で仕事を放棄して年金制度をかえって改悪したのは安倍だろ。まづ、まづ、彼らを断罪してからだよな。福田はしんどかったと思うがな。麻生は論外で、自民盗の悪行が明らかになったのに、まだ政権へのしがみつきを発揮してバラマキをやったゞけだろ。まさに焦土作戦。で、民主も民主でこの消費税増税への執着。もう次政権をとることはないだろうし、落選議員も多数出るだろうから、せめて旧来の利権構造をぶっ壊して国民のためになることを1つでもやれって思うわな。が、やってることは、自分も美味い汁が吸いたいとばかりに旧来の利権層に成り代わることばっかりで、むしろ国民を苛めることばかり。ホント国は泥棒を捕まえることゝ、国防をやってくれたらいゝのであって、政治屋は一人も要らないわな。でもやってることは警察や検察は特権階級のやってる泥棒をむしろ手助けしてるだろ。検察の悪事も、今日の判決だと執行猶予をつけやがったしな。なんか今更プルードンの主張を取り上げるようなことになるとは思わなかったよ。