Silcaのポンプ修理。

 自分もご多分に漏れず、スーパーピスタポンプとヒラメ横カムの組み合わせで使っているのだが、ポンピングの最中空打ちが起きてきたので騙し騙し使ってきた。が、いつ全く空気が入らなくなるのか不安ではあるので弁の交換を試みた。
 昔弁の予備を買ってあり、工具箱を漁ればどっかにあるハズなんだが、安いことだしさらなる予備の確保も含めてWiggleに注文していた。他の商品と一緒に注文していたのだが、在庫無しでそれが届いたのが一昨日のことだ。
 
 いちおう3セット買った。黒いのが混じっているが、元からこんな色。黒っぽいほうがかたくて丈夫そうな手触りだ。
 
 乾燥させたまゝセッティングするよりは油を含ませたほうがよいと思い、Brooksサドル用のProofideを塗り、ファンヒーターの温風で暖めて滲ませた。画像は一部分だけProofideを塗って変色したところを撮影したもの。ネットで検索するとフツーの機械油ドブ漬けで良いらしい。
 交換作業も画像に撮るつもりが、弁付近がめちゃくちゃ汚れていたのでデジカメを触る気力もなかった。革の弁はナットで挟み込むようになっているのだが、このナットがなかなか外れなかったのだ。シャフトと取っ手のネジばかり緩み、ナットとシャフトはくっついたまゝなのがもどかしかった。なぜか特に工夫しなくてもいきなりナットとシャフトが緩み始めたので助かった。あんまり良くないんだろうが、交換後、ナットはそれほどキツめには締めなかった。
 
 交換後の革パッキン。よれよれにはなっているが、革に厚みがあり破けてもおらず、それほど擦り切れたという感じではない。もしかすると注油でしばらく使えたかも。一応画像はγ値をいじって明るめに加工してある。
 で、組み立て後、SR600のタイヤに空気を入れてみたが、確かに良く入るようになった。が、なんだか抵抗が大きい。Proofideだけではダメかと思い、チェーン油を注してみると幾分スムースにはなったが、抵抗は強いまゝ。しばらく様子見だろう。まさか壊れたりすることもないだろうが。