こんな時間にクランクの付け替えをし始める。

 明日はどうやら晴れるらしいので、BMC SL-01のクランクの付け替えを試みることにする。
 本当は昼間あたりにやるつもりだったのだが、なぜか今日は寝ては起きを繰り返す。数年前はそういう自堕落な生活は何ら不思議ではなかったのだが、こゝ2~3年ほどは、結構休日もだいたい朝起きてそのまゝであることが多かったのだ。まぁそうはいっても外に出かけるわけでもなし、家でダラダラするだけのことなんだが。まぁ今日はよっぽど身体が疲れていたらしい。
 今までついていたクランクはTruvativ Elita SL GXP 53-39。スルーアクセル方式なので、クランク自体の一体感に不満は無いが、なにせ今の自分の話題はギア比を下げること。これをCampagnolo Cyclo Cross 10Sp 46-36に付け替えるべく作業を開始した。
 
 左クランク部。六角レンチでフィキシングボルトを取り外す。
 
 ボルトを取り外して気がついたのだが、こゝから左クランクをどう取り外すのか困ってしまった。そういやコッタレスクランク抜きでは押さえる部分が無いので無理なのだ。しばらく考えていたが、ISIS用クランクのセルフエクストラクターボルトを使えば外すことが出来ることに気がついた。っつーか、そうでないと取り外せないんだから、元々のフィキシングボルトをセルフエクストラクター方式にしとくべきなんだよな。Trubativもアホかと。 
 
 取り外したところ。これで右クランクも外れるようになる。というわけでBBも取り外した。 
 
 というわけで、シクロクロス用パワートルクBBの図。PTのBBは右側はクランクにシールドボールベアリングが嵌っているから、BBにはボールベアリングは嵌っていないが、左にはBBに嵌っている。これ、UTだとBBはどちらも空だ。まぁどうでもいゝことだが。左にはなんか金属製の変わったバネがある。なんだろ?。
 とまぁ、こゝまで来てみて、シクロクロス用BBに取説がないことに気付く。というわけで、今からちょっとカンパのサイトで取説を探してみることにする。


 結局BBの取説は無かった。UTの時はやれトルクをかけて締めこみゃ充分とか、いや接着剤を使って手で締めこめとか、諸説紛々だったような気がしたのだが。まぁいゝ。
 とりあえず組み込み前の儀式を。
 
 クランクセット、729g。
 
 BB、73g。 
 
 BB右ワンはこのように穴が空いていて、針金を差し込むようになっている。多分、万が一左クランクのボルトが緩んで脱落したとき、右クランクが外れないようにするための留め金の役割を果たすものらしい。
 
 まづ、右ワンを手で嵌め込んでみる。結構キツい。グリスを塗ってからねじ込んだのだが、元々BBのネジ部に付着していた白っぽいのが抵抗になっているらしい。多分緩み防止だろう。BB用工具でねじ込むが、ちょっとキツめでやめておく。どうせBSCなので、クランクを回して緩むようにはなっていないのでたいした事はあるまい。
 
 針金を穴の付近(まだ嵌めない)で仮止めしておく。
 
 クランクアーム付近の白いガスケットと、その上のシールドベアリングの金属の外装の隙間に半透明のグリスが付着しているが、その隙間の部分に針金の先が嵌るらしい。
 
 画像がボケているが、針金が嵌ったところ。実はこの作業中仮止めしていた針金を飛ばしてしまった。が、クランクを嵌めた後でも比較的簡単に針金をセットできた。
 右クランクを通した後、今度は左クランクの作業に。バネと樹脂製のガスケット?を嵌めたところ。カラーの注意書きがクランクの箱にあり、グリスはたっぷり塗っとけという指示があった。後から外すのに大変なんだろう。
 
 クランクアームを嵌め、14mmの六角ボルト?をセットしたところ。ちなみにクランクアームを手で嵌めると、このくらいしか挿入できない。結構キツいようだ。で、トルクレンチで、取説の指示通り42Nmで締めこむ。
 
 TruvativクランクのBB、103g。
 
 Truvativ Elita SL GXPクランク、803g。ちょっとばかしカンパクランクのほうが軽い。その差、セットで100gほど。だいたいこのクランク取り付け作業で30分ほど、その後、クランクを替えたことによるFDの調整に1時間ほどかける。やはりインナートップでチェーンリングとチェーンが干渉しない。ありがたい。たぶんこれでペダルの付け替えと空気調節ぐらいで乗ることが出来るようになったと思う。
 このBMC SL-01、結構クランクを替えている。初めはTAのVegaコンパクト48-34、その次はストロングライトのVulcan48-34Truvativ Elita SL GXP53-39、そしてカンパCX10sp46-36だ。Vegaはスパイダーを替えてLook KXに取り付けているが、Vulcanは遊んでいる。が、これのみ175mmで、ちょっと回しにくい。BBはISISで、どうも精度が悪いのかチェーンリングが揺らめくのだ。ちょっとスルーアクセルにこだわってみた。先週インナー39Tで割と事足りていたので、36Tに替えて後悔しないか心配であったりする。
 さて、寝ますかね。