SR600、できるところの調整に取り掛かってみる。

 SRAM Rivalシフターなんだが、ebayセラーに「急ぐならスラムに問い合わせてみろ」という連絡を貰ったので、アメリカの電話番号にかけてみた。やっぱ英語だよ。聞き取りは2〜3割しかわかんなかったな。で、結局ディーラーに問い合わせろということで、その旨セラーに連絡すると、壊れたところを送れということだったので、今日送った。まぁ正直SRAMに問い合わせて何とかなるとも思わなかったしな。
 で、今日は正常な右シフターがあるので、FDの調節やハンドル周りの調節をしてみた。
 FDはさすがにポン付けでオッケーというわけでもなかった。かれこれFD周りの調節は30〜60分ほどやってはいた。が、たしかにバレルアジャスターの出番がそれほど多いわけでもなかったな。
 まぁアウター・トップにチェーンを入れてFDのガイドプレート外側にこすらないよう、またインナー・ローにチェーンを入れてFDのガイドプレート内側にこすらないよう調節して、あとはワイヤーの張りをきつくするか緩めるかだけの話なんだが、結構難儀した。初めはそうやって調節してクランクを回してみると、どうしても音が鳴るので困った。それもFD付近でしか異音が聞こえないのに、ガイドプレートは外側にも内側にもこすっておらず、謎の擦過音と思ったら、FDを上に取り付けすぎていてガイドプレートの下側をこすっていたゞけだったという、なんとも情けないオチ。で、四苦八苦してなんとか音鳴りがしないよう調節できたよ。
 ダブルタップは深く押し込むとアウターに目いっぱい押し込むように動作する。で、アウター・ローにするときはチェーンがFDガイドプレート内側をこするので、軽くダブルタップレバーを押し込むとFDがチェーンはアウターのまゝちょっとだけガイドプレートを内側に寄せてくれるというトリム操作が入っている。もう一つ軽くレバーを押すとチェーンはインナーに入る。インナー・トップのためにFDが軽く外側に動くという動きはない。なんというか、カセットのトップ側三枚はどうしてもインナーに入っているチェーンがアウターリングに擦れてしまうのだ。インナー・トップのところは同じ倍数比のアウターを使えということだろう。まぁ自分は9速用のチェーンを使っているからチェーンの外幅が10sより大きく、そのためこすっているのかもしれない。が、程度問題だよな。10sにしたところでトップ3枚が2枚1枚に減るってだけだろう。でも10sチェーンにして試してみたいところではある。
 しかし、チェーンの上側はいゝのだが、下側が問題だ。アウター・トップの組み合わせでクランクを反対方向に回してしまうとチェーンがアウターより外側にズれてしまい、そのまゝ外れてしまう。
 
 画像が暗くてわかりにくいが、アウターギアの刻印50/34T 10SPDの最後のDの下にあるチェーンはもう外れてしまっている。アウター・トップの組み合わせの時に暇潰しにクランクを逆回転してしまったらチェーンが外れて大慌てということになる。
 あと、サドルの高さを調節してから、自転車にまたがり、ハンドル周りの調節をしてみる。なんとハンドル位置が低いらしく、やたら前傾がキツい。それもそのはず、フツーの自転車ならスペーサーが30mmほど嵌っているところが、このヘッドショックだと一つも嵌っていないのだ。このときのために買っておいた1.5'のスペーサーを取り出してつけてみる。が、スペーサーの径が小さく嵌らない。5mmぐらいだったらいゝだろうと思っていたのだが、キャノンデール自体ヘッドショックには市販のスペーサーを嵌めないような規格にしているらしい。で、格好が悪くなるのを我慢してステムを逆向きに嵌めてみる。
 
 これがLOOK KXのハンドルの高さ。フロントハブの中心からステムのハンドルクランプ部中心までの高さが561mmぐらい。
 
 これがSR600のハンドルの高さ。546mmぐらい。これでもKXより15mmも低いのだ。ちなみにステムが下向きのときには535mmぐらいだったから、これでもハンドルは高くなってはいるのだ。場合によってはライズ0°のを買おうかと思っていたが無意味だ。
 クランクを取り付けているのでQファクターなるもの(左右クランクの外側の距離)を計ってみた。KXにつけているTA Vegaが162mm、そしてSRAM Rivalが148mmだ。今までKXでバンクするとペダルの外側を擦っていたので、それが少しでも緩和されると嬉しい。