バカとテストと召喚獣にっ! 第6話

 なんのかんの言っても、工藤愛子は確実に盗撮をやってるらしい。
 レコーダーで種明かしをしていることゝいゝ、もう工藤愛子が犯人でいゝんじゃないかと思うんだが、どうも真犯人は別に居るらしい。盗撮・盗聴をするけど吉井達を脅迫していない工藤愛子と、盗撮・盗聴をして吉井達を脅迫するほかの誰かという二本立て。なんかやゝこしいな。
 前回の第5話で、心理テストを調べるために検索をかけると他の感想サイトさんの感想がたくさんHitした。よく見かけたのが、この合宿エピソードは原作でも出来がよいものらしい。が、今のところ展開にひねりが全く無く、ドラマとして特に面白いというほどのものでもない。かといって風呂覗きというテーマがそれほど価値のあるものとも思えないしな。かけあいの部分で楽しめているのだが、ストーリーとしてはむしろ第4話までのほうが良かったというか。いや、自分がこの作品に求めているのがまさにそのかけあいの面白さなんで全く問題はないといえばないのだが。
 しかし瑞希も美波も(工藤も)自分に興味を持って見られること自体は嬉しいって感じだな。で、見られるに価するほどスタイルが良いかどうかゞ問題ならしい。人に見向きもされない容姿であるというよりは嬉しいことなんだろうが、自分ぐらいの世代だと裸であることはあまりよろしくないという道徳観のような気もするので、そこらへん、彼女たちも道徳観が壊れているという意味で「バカ」だということが言いたいのかもしれないなと思ってみたり。ネットでイスラム圏に移住だかした女性のテキストを目にする機会があって、あそこの女性が顔まで隠すってのは決して女性抑圧という要素だけじゃないってのが新鮮だった。曰く、「自分の容姿は自分だけのもの」らしくて、遠慮なく不特定多数の男の奇異の目に晒されるより自尊心を保てる要素があるんだと。見せることにより自分の価値を高めるのと、見せないことにより自分の価値を高めるのと、両方成立するのは面白いな。確かに見えないと妄想を掻きたてられるし、容姿以外の要素に目が向くしな。