No. 6 第3話

 ん〜、おんなのこ向けアニメ?。
 ネズミ、ツンデレだな。というか、本音の部分ではネズミに大いに共感するなぁ。社会生活を営む以上、攻撃的な部分は抑えてはいるものゝ、荒波に揉まれると誰しもあぁいう考えにならざるを得ないとは思うんだが。
 しかし意外だったな。紫苑に寄生していた蜂なんだが、徴候が出るのが早かった。もうちょっと視聴者に対していつ孵化するか焦らして、ハラハラドキドキさせると思っていたんだけどな。全体的に展開が速いような気はするが、そこらへん尺の問題もあるんだろうとは思っている。自分も今まで見てきたドラマのパターンにあてはめて、多分こういう展開になっていくだろうって目星を念頭に置きながら視聴してるということなんだが、なんかあまり褒められた視聴態度ではないような気がする。
 ネズミがNo.6を憎む理由が今のところ隠されているんだが、あまり自分にとってはフックになっていない。いや、もちろん作者だとかスタッフに問題があるとかそんなんじゃなくて、これも現実社会で酷い目に遭ってしまうと、大抵類推できちゃうというか、いや、具体的に予想はつかなくてもきっとネズミが憎む理由は自分も大いに共感できるものに違いないという確信が持てゝしまうからだ。というかあまりに紫苑が甘ちゃんでってのにも同意で、むしろ今ドキの経営層とか管理職って、口では紫苑のようなキレイ事を口にしながら、現場にはとてつもない理不尽を押し付けてくるよね?なんて思ってしまう。自分としてはどうせNo.6なんて矛盾だらけの倒されるべき存在なんだろうから、早く病巣を抉り出して格闘する描写を見たいもんだと思ってしまう。そしてその格闘の結果が勝利であろうと敗北であろうと、明日へ生きる指針となるというか、サラリーマンへの応援歌的なもんを期待してしまうんだよね。といった意味で、上記でも述べた展開の早さは納得というか。