棺姫のチャイカ 第2話

 希望は戦争 赤木智弘
 うーん、よくわからんな。赤木の本をじっくり読んだわけでもなくて、チャイカ自身が感謝と言っていたから、むしろアキュラ兄妹の本音は人助けのような気もするしで。いやまぁどっちにしろ領主に面が割れたので居場所を変えなくてはならないというのもありそうだが、そんなことを気にするぐらいなら最初っから依頼を受けるはずもないしで、基本物語的には日常から非日常への転換がなされるための理屈付けって程度なんだし。とはいえ、アキュラの決意に視聴者がある程度共感できないとゝいうこともあって、作者がなぜにこの理屈を持ち出してきたのかについては考えさせられるものがありはするんだけどね。本当に作者がツカミはこれでオッケーと思ったのかどうか。
 復興機関のおっさんが述べたことについてはほゞ現代世界に合致しているわけで、自分としてはこれから繰り広げられる物語が、ファンタジー色豊かなれど、現代社会の…やはり特に日本の現状に即して展開されるんじゃないかと思ってはいるんだが、視聴者の大半は主人公達のようなスキルは持ち合わせていないわけで、そのへん世の中をどうばっさばっさ切ってくれるか(水戸黄門だの必殺仕事人ばりの)に期待すべきなんだろうけどね…。