GOSICK 第15話

 ん〜、やっぱり知恵の泉の根拠がなぁ〜。
 しかし、やはりヴィクトリカによって明かされる真実とやらにはいつも惹きつけられる。まぁ正直推理モノとは違うというか、いや推理モノってのがそもそも手法の見事さがというのではなく、推理という行動によって繰り広げられる人間ドラマが主であるって構造なんだろうな。口封じに殺されかけたアフリカ人が復讐を図るってのに、今の日本と重なるところが多くて泣だ。本当の愛国者は評価されず、愛国者を装った売国奴ばかりがのさばるって構造になぁ。
 いや、これで大体いろいろ繋がってきた。ヴィクトリカがある意味としての人間兵器であるという設定とか、噴飯モノではあるがWWⅠとWWⅡとの関連とかゞダイナミックに展開していく様子はワクワクさせられる。
 しかし、推理過程に魅力が無いとしたら、結局のところ推理モノという体裁を取るのは真実を明かすのにもったいをつけてるだけじゃんかと思ってしまう。たゞ、推理モノはすべてが事後のことであって、この作品だとそういうケースを多数開示しながらも、メインの部分は現在進行中であるって構造は面白いのかもしれないな。
 アブリルの壮絶な噛ませ犬っぷりにも泣。かわい娘ちゃんなのに。それとも何か?、金髪ボインはバカとかいう合衆国の典型的キャラ作りの被害者なのか?。