GOSICK 第20話

 二人いたブライアンのうちの一人はコルデリアの変装だと思うんだけど。
 息抜きなしかよ…というか、こういう展開のほうが好み。ココ・ローズ殺害事件についてはカオスのかけらから視聴者にも推測できるようになっていたように思う。が、もしかするとミスリードなのか?。次墓を暴くとか言ってたが、想定されるように首なし死体が見つかるとかそんなのか?。まぁ10年経っているようだから、何がなんやらわからない状態になっているような気がするが。
 しかしなんだねぇ、ヴィクトリカの危機に際して久城が成長した姿を見せてくれるってのはアツい展開なんだけど、ヴィクトリカに必要なカオスのかけらがどんどん見つかるってのは、さすがにご都合主義としか思えないわな。後付けで何でもアリかよと。かといって、久城を巻き込むまいと自ら接触を絶ったヴィクトリカと久城の間に意思疎通できる機会もなく、ひらめきに頼るしかないってのはわかるんだけどね。二人の間が断絶していても分かり合えるという構造が重要なんで、何らかの形でヴィクトリカと久城の間に連絡がついて、そのおかげで必要なカオスのかけらが見つかるという流れには出来ないんだろう。この物語のテーマが理屈なだけに苦しいと思うんだが…。
 次回ココ・ローズ事件のあらましがわかるようだが、まぁ今までのあり方だと殺害のトリックが明かされるよりは、それに付帯して暴露される悲劇的構造のほうが楽しみだったりする。もちろん、その片鱗すら見せてもらっていないワケだが、それは推理の範疇外なので「じっと我慢の子」でいようかと。