アタックNo.1 第39話 決勝・世界選手権

 席の上部は観客がみんな裸。
 ま、作画の荒さというか、さすがに今だと炎上するレヴェルなのはご愛嬌として。プレーシーンもスローがかゝったように途中止まるのは、どう考えても枚数が足らないと思うんだがどうか?。もしかしてネット配信の転送速度あたりが原因だったりするのか?。
 しかし、やっぱ昂揚するねぇ。それも1プレーとったのとらないだので一喜一憂するというスタイルではなく、あくまで1セットの試合の構成をきちんと見せた上でのやり取りってのが堪らん。当然選手たちも一点取った取られたで、ツキを呼び込むかなんかという理由で無駄に喜んだりしないで、緊張感を維持していたのも静的でありながら迫真的な描写。真剣勝負なのがひしひしと伝わってくる。
 こうなると、こずえ達が奴隷のごとく勝利を目指してこき使われているという要素は見当たらないわな。確かに猪野熊のサインを参考にしているっぽいが、あくまでコーチは抽象的な指示に近く、実際の運用は現場の選手たちに任せているというのも素晴らしい。チートも今のところ見当たらなくって、フェアプレイというのもミソだ。
 なんつーか、もう物語にのめりこんで視聴してしまっていたらしく、ほとんど批判的な視点なしに感動ばかりしていた。プレイシーンはほとんど掛け声だけなんだけど、今のアニメの説明口調よりよっぽど物語っているようにも感じた。