アタックNo.1 第18話 シェレーニナに誓う

 漢と漢とが、バレーで語り合う。
 うーん、なんのためにバレーをやるのか…に到達するまでに、やけにあっさりしているなぁという気がした。作品中ではこずえがはっきり言葉にしているが、それにしても抽象度が高くて拍子抜け。現代のドラマだったら、多分言わないでおくのだろうが、昔のことだから、とりあえずの答えを用意していないとメリハリがつかなかったんだろう。たぶん子供はわかったようなわからないような、わからなかったというのは恥ずかしいからわかったフリをするという微妙な態度をとるとは思う。どうせ大きくなるにつれて忘れちゃうだろうし、忘れずにずっと心の中で暖めていても、成長と共に自分の経験に沿って視聴者なりの具体的な答えに到達するのでオッケーといったところか。答えの出しようも無い問いに敢えて主人公に語らせて、なんとか形を作るという、ある意味昔の知恵みたいなものに触れたような気がした。
 でもなんか次回も試練が続くみたい。今週は結構楽しみにしていたし、かなり得るものはあったように思う。体育館建設は予定調和だけどな〜。