ウエルベールの物語 〜Sisters of Wellber〜 第13話「血戦の章」

 やっぱり打ち切りだろう!。
 最後のリタとティナの涙の場面がもうそれっぽい。やっぱ視聴率なんかね?。平凡な話の組み合わせではあるんだが、メリハリも利いていたし、話の構成として悪くなかったと思っていただけに惜しい。第一部完だということだが、どう考えても第二部は無いんでは?。もしかすると第二部はマンガのほうなんかね。
 まぁ確かにサンガトラス経由になるあたりから怪しいとは思っていたんだよね。1クール3ヶ月だから、最初の一ヶ月の評判で決めたってことか?。辛いねぇ。もしかすると原因は他にあるんだろうか?。avex提供の割にはしっかりした作りだから先が楽しみだったのにね。アヴァンの手配書の朗読はもしかするとスタッフのささやかな抵抗なんかね?。もうちょっと金を用意してればなぁという気がしないでもないが、それはスポンサーの自由だからな。
 うーん、打ち切りでなかったらどんな展開になっていたのか妄想してみたいのだが、どうもまだ気持ちの整理がつかねぇ。多分結末の処理は2クールであってもああいう感じで〆るつもりだったのでは?とも思わないでもない。リタがグリーダムにちょっとの時間オーバーで陸路到着して、一悶着も二悶着もあったんでは?という気がするが、あぁもう2〜3行書いている間にも萎えてきたよ。
 まぁ結局特殊部隊による敵の主力艦爆破で趨勢が決まるだの、それはウエルベールにとっては国際上カッコがつかないんじゃねぇの?とか、決してリタ側が国民を戦禍から守ってめでたしめでたしという結末ではないというのも黒っぽい。サンガトラスはあの様子だと貿易国家だったろうから、インフラが壊滅状態で覇権国家から転落って感じでしょうね。暴力的ながらもせっかく大義名分があったのに踏んだりけったり。
 で、経過はともあれ道中の苦労をねぎらいあう間もなく、余韻に浸る間もなく物語的にはしゅーりょーですか。やってらんないな。たぶんスタッフも憤懣やるかたないだろう。ガラ艦も打ち切りだったが、あれはあれでなんとか(ネット放映分もあわせると)なんとか辻褄があっていたような気はする。予算規模から言うと比較するのは酷なんですけどね。ただ、話として無理はあるにせよ、とんでもない矛盾がいっぱいだとかはなく、子供向けのおとぎ話として破綻は無いと思われる。スポンサーにしてみても、見向きもされない作品に金を落としつづけるのも辛い話だろうとは思うが、それなら初めからアニメ化なんかするなという気がしないでもない。スタッフに敬意は表したいが、おもろ−ぐらいが適当だと現時点では思う。