やばい

 実は昨日寝ちまったおかげで風呂に入らず、朝もぎりぎりまで目が醒めなかったので、そのまゝ職場に行ってしまった訳ですが。なんか寝るには中途半端で、かといってアクションを起こす(風呂に入る、アニメ視聴をする)気にもなれず。かといって更新をするのはいかがなものかとは思いますが。ちょっとここらで新規アニメ雑感を。
 かしまし が各所で評判のようですね。私自身はあかほり作品ということで視聴対象に入れておりませんでした。まぁ今後も視聴対象にすることはないだろうと踏んでいますので、遠慮せずに各サイト様方の感想を読んでいます。
 そもそもあかほり作品を蔑視するようになったのは漫画版マウスを目にして以来かなぁ。友人もあかほり作品を馬鹿にしていて、まぁその友人の言うことは一々納得させられるものばかりでして。いや本当にマウスを読んだ感想が馬鹿馬鹿しいの一言に尽きる訳ですよ。
 ただ、ここ数週間でのかしましの評判を耳(目?)にするうち、あかほりさとるは正に真の意味での天才なのかも知れずと思い始めているわけです。動向を読み、不特定多数の読者(視聴者)が望むものを提供するというやつの。いや皮肉ではなく、純粋に賞賛しているわけですよ。らいむいろはともかく、サクラ大戦が大ヒットしたのは間違いないところだろうし、とにかく売れるためにはどんなことをすればよいのかを知っているのではないだろうか。気をつけなければならないのは、売れるためにしている仕事が、作者自身やりがいとか純粋な作家性を求めて作られていると考えてはいけないということです。もちろんイヤイヤ仕事をやってしまっては、それが作品に出てしまうこともありで、隠す能力は必要だろうし、もしかすると作者自身本当にノリノリで作っているのかもしれませんが。ただ自分のやりたいことが他にあるにしても、名が売れなければそもそも仕事が出来ない業界なのでしょうから、真意を探ることは難しいと考えるべき。いや支持層がたくさんいる作品を自分からけなすわけにもいかないだろうし。いい大人なんだから割り切りぐらい出来ていて当然だろ、だから金も稼げているんだろってなもんで。
 で、かしましですよ。本当にかしましが優れた作品(で終わる)であるのだとしたら、もともとあかほりには才能があって、隠していたんじゃないかと思われるのです。スタイルを急に変えてしまっては旧来のファンを切り捨てることになるだろうから徐々に変化しているのではとも思います。私自身書くと思っていなかった駄ブログを思うにつれ、昔に比べてアニメ選択の判断環境が変わってきているなぁと感じます。それこそ昔はどんなことに興味を持っている人がどんな視点でアニメ感想を書くのか、その感想に触れるのすら難しかったように思います。まさに製作会社がプレゼンをするのを信じるか、数少ない友人が幸運にもアニメを見てて感想をたまたま聞くとか、数誌しかないアニメ情報誌を見るしかなかったわけです。しかしこれだけブログというかアニメ感想サイトが乱立してくると、まさに自分の感性にあった感想サイトに容易にアクセス可能になりましたよ。私自身が次期アニメの選択基準に他の感想サイトを大いに参考にしていますし。次のアニメの監督やシリーズ構成は誰それで、そいつは過去にどんな面白い作品を作っていてなんて情報を簡単に目にすることができるなんて考えられなかったことなんで。話の面白そうな作品を紹介、その作品の意図を読みこんで晒してくれるサイトさんが随分頼りになりました。ツッコミサイトもたくさんあって、金をほとんど払わないですんでいるのにそこまで言わんでもと思う記述もありはしますが、言葉は厳しくてもなるほど言っていることは正しいと感じるサイトもありまして、私自身にしか影響がなくともちゃんと批評になっているのかなと思ってしまうのです。いやもちろん上っ面しか理解できなくて頓珍漢なサイトもありはすると思うのですが。どのくらいの広がりができたのかはわからないんだけど、話の内容を適切に理解してくれる層が増えたんじゃないかな。そしてあかほりさとる自身、そういった層をターゲットにした作品作りをしてきたんじゃないかと想像しているんです。数多い人に支持される作品が作れるんだから、表現力はあるんじゃない?。
 私としては今までのあかほりテイスト(これは誉められたものではない方)を微妙に残しつつ、作家として話の面白さや奥深さの部分で勝負をかけてきたのなら、その微妙なバランスを確認してみたいという気はします。なんか作品が多すぎてという部分とあまりに今までのあかほり作品に対する先入観が強すぎて、やっぱりまだ自分から視聴しようという気にはなれないのですが。ただ今は感想サイトめぐりをしてヲチを楽しみたいとは思います。あかほりの変身という結果でも面白いし、やっぱりあかほりダニメだったという結果でも面白いですので。
 あぁやっぱり長くなってしまいました。読み返しもせずにポチっとな。