月がきれい 第1話

 太宰なんて、図書館で借りなよ。
 割と好評だったらしい。どうにも君の名はが大ヒットしてそれ系統の作品での支持を模索してるんかな。君の名は自体は視聴してないのでそのへんどこをどう比較してよいのやらわかんないが、まぁそのへんは措いておくとして。
 こう萌えアニメにありがちなモノローグもそれほどなく、しかも被せてくるのが太宰なので、どう考えてもジュブナイルというか少年少女向けなのにどことなく文学のかほりがする。随伴音楽も少なめで間も十分とっているので、雰囲気込みで楽しむ作品なんだろう。君の名はがキュン死作品らしいがそれでも原作とゆかりのある土地では映画館がないから上映会をやると老人がわんさか視聴しに来たらしい。これもそんな感じだろうね。おっさんになってこういう雰囲気を懐かしむと同時に当時の気持ちを思い出したりして、歳をとったらとったで二重三重の見方ができるというのは頭でわかっていても不思議な感じ。