マジカノ 第3話「危険な姉妹ってマジですか?」

 舞夏の兄好きぶりの紹介。どうなんだろう、私自身眠たい頭で視聴したせいなのか、パンチがちょっと足りない気がしました。春生のことがなぜ好きなのかについては弱かったと思うのですが、前回の黒須ゆりの回のほうが、はっちゃけ度が優れている気がします。もちろん原作縛りがあるのでどうしようもないことなのですが、黒須ゆりの弁当エピソードのほうががベタであっても“らしい”と思いました。だからこそベタでいいんだったら陳腐でも“こんなことがあったのなら、そりゃ舞夏は春生にべったりでもおかしくないわ”というエピソードを用意した方がまだ良かったんじゃないかな?。
 展開はベタであってもノリを期待して視聴しているので、今回テンポの悪さを感じた(気のせい?)のは私にとってはマイナスかな。エピソード間の間のとり方がちょっとギクシャクしているような気がしました。ハイテンションを旨とする限りテンポは速くならざるを得ず、そうなるとたくさんの場面を用意しなければならないので絵の枚数はどうしても増えてしまうのでしょう。私なんかは抜いても構わないと感じるのですが、アクションが大げさだと絵の枚数が減ると動画部分がギクシャクするんでしょうね。ハイテンション・オーバーアクションはコスト高で、そのことで生じがちな無理が早くも現れている感じがしました。
 intermission
 あ〜。気になるところがあったので感想記述を一時休止して見返してみたんですが、私がノれないのはどうやら舞夏の春生好きの原因を探る動機があゆみにはあるんだけど、他の三人はほとんどないことにあるらしい。千秋と冬乃は現状肯定派だし(そもそも二人の興味は春生にはないことが序盤に示されているし)、ゆりには春生の過去の情報を利用してどうにか彼を自分のものにしようというあゆみに見られた積極さがない。だからあゆみの思惑が空振りに終わったことにカタルシスを感じることが出来ないんだよね。一人舞い上がっている様子も描き足りない気がしますし。ってダメな理由を淘々と綴ってもなぁ…。先週の次回予告がいやにわくわく感があっただけに、ちょっと肩透かしを食ったような。
 次回も微妙な感じです。視聴は継続しますが油断がなりません。出来不出来がスタッフの仕事のペース配分に大きく影響されそうな予感がします。