ふたきれ#9

 新部創立と姉の混乱。他の男とデートの約束をして止めて欲しかったとか…。男同士が知り合い同士なんだから、そこで止めたら相手の男に恨まれるデショ…。っつーわけで、番組放映当初は姉age妹sageだったから、妹をどうageてくんのか心配してたけど、姉disもキましたか…という感じ。で、妹ちゃんのオタク談義は不思議なことにあんま気にならなくなってる。妹の膨大な読書量によるinputが、ようやくここにきて実践の段階に来てるというか、outputしてきて、彼女自身が関係性のhubになってるようで、妹ageも同時に来てるからバランスが取れてきたなーという印象。

魔王軍#11

 サブタイ通り、主人公の女上司が敗北する話。でも討たれるって、本当は死ぬというのと同義だと思うんだけどなー。いちおう同じ軍団の団長と副団長の関係なので、副団長が他国との交渉に引っ張り出されてるという状況で他国に攻めていくってのがやはり考えにくい。てっきり主人公の領地が攻め込まれてたということかと思ってたんだけど、もっと酷かったwww。
 ほんでもって、やっぱり主人公が人間と魔族の共存をゴリ押しする動機がまだ見えない…。今までの流れだと、主人公と魔族の関係性は良好だし、人間は人間でも敵国の人間のあり方はもう悪者って感じなので、前にも言った通り主人公は魔族に親しみを感じることこそあれ、人間に好意を抱く要素がまだ明かされてないんだよね。これから過去話があるのかもしれんけど、仮にそうだとして今まで引っ張るのがよくわからん。
 今回、主人公の領地に住んでる人間が主人公に協力を申し立て、自分の国は自分でなんとかすべきなんていってたけど、ストーリー構成的に言ってもこれがこのアニメのメインのメッセージ性なんだろうという感じ。魔族=合衆国、主人公の領地=日本と考えるとまぁ当たらずとも遠からずって感じやね。

アーリャ#10

 生徒会朝鮮の前準備をうだうだと。ヒロインが自分の思い付きの実行を主人公に丸投げ…ってのはさらっと流されてたなwww。でもその代わりそのご褒美でデート。
 しかし誕生日を個別に祝うって風習、今になるともうクソだな。西欧は人の交流が盛んなので、地域共同体はあるにせよ個人的関係ってのは地縁というより個人的なつながりがデカいんだろうから個別に祝うってことになったんだろうけど、日本の場合、江戸期は庶民は土地に縛り付けられてたわけで、誕生日を個別で祝うということはしてなかった。そのかわり、「数え」で年齢を数えてたその実態は、全員の誕生日が一月一日に揃えられ、それが新年を祝うという形で年中行事としていろんなものと兼ねて行われてたわけだ。人口の大半が農民などだったから、富農以外は現金収入がほぼ無く、個別に誕生日プレゼントなんて贈る余裕はなかったから、お年玉とか言ってせいぜい餅が贅沢品として贈与されてたのは、貧乏な庶民にとってよくできたシステムだったんだなと思わざるを得ない。
 バレンタインもエゲつない商業主義だけども、元は西欧の正月の意味合いが強く聖者の生誕を慎ましやかに祝うハズだったクリスマスも今や性夜と化してしまってるので、日本のこういう風習も下品になってしまったよなぁと。しかし地縁も壊れてしまって今更元に戻すってわけにもいかんワナ。

しかのこ#10

 花粉症その他。まぁいつも通りと言っちゃあいつも通り。前回もちょっと気になったが、上滑りしてる中にも光るギャグが紛れ込んでる感じ。全体的に上滑り気味なのもキャラにツッコみを入れさせてるあたり、自覚的にそういうスタンスなんだろうし、慣れたら慣れたでこれもアリなんだなという気はしてる。

デリコス#5

 組織のナンバー2逝くの巻。こっちは本当に死亡。うーん、物語としての体裁はちゃんと整ってるんだけど、個人的には厳しい感じ。演劇が一次ソースになってる形式だと、元の演劇の脚本がそもそもストーリー的に厳しい(ストーリー性より役者のキャラを引き立てるとか、観客とのインタラクティブが優先されるので。ヘンな話何度も観劇する客もいるし、マニアは情報がスグ口コミで入手できちゃうのでストーリーは見てのお楽しみという形にできない)と思うんで、最初っからテキストでストーリーが組まれてるものと比べて見劣りがすると思っちゃう。映像も美麗だし、声優の演技に不満があるわけじゃないけど、おそらくこれはアニメで視聴するより、生身の人間を使った舞台演劇の方がエモいんだろうなと想像しちゃうな。