Starshipタイヤ交換。

 一ヶ月ほど前から後輪のタイヤがどう見てもダメっぽくなってたので交換することに。

 ひび割れ程度なら気にせず乗るのだけども、おそらく中央部のトレッドが剥がれてカーカスの糸がほぐれてきてるっぽいのでさすがにこれはダメと判断。モノはVELOFLEXのblack。乗ってない期間も長かったが、倉庫保管も含めると10年は経ってる模様。
 で、ずっと代替品を探してたのだが、もう高級品を購入する余裕もなく、しかし乗り味は似ているものをと候補に挙げてたのが、ピレリのP7スポーツなのだが、これがホントに値引きしてないので一本4千円超えでどうにも手が出なかった。オクの出物で昔だと@2000円程度で買えた時期もあるらしいのだが、岸田スタグフレ下でそもそも出物すらないという感じ。
 で、見つけたのがチャレンジのサンレモ。しなやかという触れ込みなのと、@3000円以下で買えるということで先日ポチる。
 チャレンジは自分はずっと東南アジアの企業だと思ってたのだが、イタリアのクレメンが前身のいちおうイタリアブランドらしい。公称200gということだが、実測220ℊ超。ベロフレックスは高いタイヤなんだけど耐久が1000㌔とも言われていて、どうせ街ノリにしか使わんからそんなに消耗もせんだろうと思ってたのだけども、やはり評判は評判だった。そのベロブラックが重量200ℊ以下ではあるのだが、ちょっとばかりの重量増は耐久増ということだろうから特に問題視はしてなかった。あと、今回はTPUを使うつもりだったから、タイヤ+チューブの合計重量はベロブラックとブチルチューブより軽くなる目算。
 リムテープは元からついてたミシュランのやつ。もう25年ほど前のだけどもリム穴のへこみも大したことなく再利用。ただ、数か月前にタイヤ交換したSR600の前輪についてた同じミシュランのプラスチックリムテープは、屋内保管なのに脆化してボロボロ崩れてた。なんで?。
 TPUは蟻特急の100円ショップカテにあった、@300円のやつ。バルブコア付近の管が金属で改良してない全プラスチックのやつ。何がホントかよくわからんのだけども、TPUは8barでは高圧すぎで、5barぐらいがいいということや、長期保管では劣化しやすいということなどが噂として流れてきてる。ただ、当初よく見られたパンクは品管がうまくいってるのか最近のはあまりないらしい。出てきた当初は36ℊのをよく見かけたが、最近はほとんど28ℊので、軽量を目指すのであれば19ℊのみたいな雰囲気。ブチルの100g超と比べるとどれも軽いのだが、なら耐久性はチューブの厚さに比例するらしいので36ℊのがいいんだけども、案外重めのTPUは見つからず、今回使用してるのも28ℊのやつ。
 サンレモは、ブランドこそイタリアかもしんないが、製造は中国。台湾製ならそういう表記にするハズなんで、チャイナ表記だと大陸のほうだろう。
 バルブ部分が揺れるのを防ぐためのゴム製Oリングを嵌める。ブチルでもナットがついてたりするアレだと思われる。サンレモは宣伝通り嵌めやすく、手で嵌めることができた。で、全周を確認して(左右とも)噛みこみを確認して、画像のようにハミ出てたらタイヤ部分に押し込む。
 というわけで、試走ついでに買い物に出かけたのだが、“全然しなやかではない”。ベロブラックは10気圧でもしなやかさがあって乗り心地はよかったのだけども、少なくとも22C(23C)8気圧のベロブラックと、25C6気圧のサンレモを比較したら、もう断然サンレモがカタい。いやまぁ60TPIなのでそれなりにかたいのはわかるんだけども、空気圧が低くてエアボリュームが大きいからそこそこ柔らかさが実現できてるだろうと思ってたのだがそんなことはなかった。ただ、ロードノイズはベロブラックよりは拾わない感じ。あとタイヤ+チューブの外周部の重量が軽くなることによって走りが軽快になるかもと期待してたのだけども、そのへんはよくわからんかった。
 まぁそんなに売れてるタイヤでもないようだし、実際インプレなどもみなかったから自分が人柱になったわけだが、宣伝文句を真に受けてはイカンかも。やっぱピレリを買った方が良かったかもなのだけども、こればかりはなんともなぁ。比較対象のベロブラックはそもそもの価格帯がサンレモとは違うし、過度に期待した自分が浅はかだったということだねー。