なれなれ#9

 主人公格のキャラが独断専行してチームの危機になったが、怪我して心配してもらってうやむやになる話。うーん、よくわからんのはメインキャラのチアチーム、引き受けた応援でちゃんと対価を貰ってるのかな?というところ。高校生だし事業にするなら経理だとか税金だとかの話もあるんで、無償でやってるんだろうなとは思うんだけど、それならなおさら過労でチームがバラバラになるまで過剰に引き受けちゃいかんだろうと思うんだけどね…。金髪ちゃんなんて楽曲仕上げにほとんど寝てないって話だから、当然学業に支障が出てるわけだし…。
 なんか人々の思いにこたえようと必死に頑張る姿として美しくまとめようとしてるけど、便利屋として使われてるだけだし単に痛々しくてちょっと興醒め。まぁ世の中のエッセンシャルワーカーが経営層の搾取で使い潰されてる現状を活写してるんだろうし、ヘタすると経営層以前に従業員自ら自分で自分を苦しめてるって話にもなるんで、そのへん意味はあるんだよな。チアとか別に生活のために必要不可欠なものではないから、そういうサービスに高額な報酬が期待できないから自分を安売りするしかない…みたいな問題も、そもそも人に応援されないと生きていけないほどの生活の辛さってなんだよ…みたいな話もあるしで。

異世界ゆるり#10

 領主に厚遇される話。あーあ、やっちまったなという感じ。ダンジョンの経済効果とか言ってて、ダンジョンからの資材が市場をぐるりと回って経済をよくするって何よwwwって話で、ではダンジョンで冒険者がやってることは要するに“略奪”って話でしょwwwみたいな。まぁドラクエ登場時から主人公がやってることは盗賊だの追剥ぎだのいわれてたわけだけど、ちょうどスペイン人とかポルトガル人が新大陸で原住民を虐殺して富を略奪し、本国に送ったら本国は栄えましたって話でしょ。何がイイハナシなんだか。
 JRPGより前でも、例えばダンジョンは村や町を襲うモンスターの住処で、人間たちから奪ったものをダンジョンに貯蔵してたみたいな設定らしきものがあって、だからこそ冒険者はモンスターからその奪われたものを取り返すという建前をとっていたもんだけど、日本においてはJRPGの隆盛期からそういう建前ですら捨て去ってしまったので…。
 まぁ別にダンジョンの宝は自然に湧いてくるもんであって、モンスターはその守り神って話でもいいんだけど、それならそれでその宝って結局のところ現実世界においての鉱物資源だとか化石燃料のメタファーでしかないのであって、化石燃料バンバン燃やして先進国は豊かな生活をし、その結果南北問題なんかの格差問題が発生してるって話であって、まぁ全然イイ話でも何でもないんだよね。
 別にポリコレに配慮しろって言いたいわけじゃないんだけど、さらっと世界観を都合よく示したと思ったら、それ実は「アウトー👍」なので、だからこそやっちまったなという感じ。別にこの作品、のんびり子育て旅を楽しんでるその裏では一方的に格差を拡大して富を収奪してる構造があるってアイロニーな作品なわけじゃないでしょ。どうせ原作者はよくわかってないんだから、出版の編集者とか、このような映像化の際にこの部分だけでもカットすりゃいいのにな…。

神の塔2#9

 孤児がどーだのこうだの。うーん、もう内容に触れる気分もなくて、だいぶ飽きてきた。なんで主人公格の新キャラをわざわざ立てたのか、しかも特に旧主人公と精神的な立ち位置が大きく異なることもないし、最近明かされた設定に新キャラは既得権益層の子弟らしいからかなり興醒め。これがまだ1期と間を置かずに連続していたなら勢いで乗り切れたかもしれんけど、振り返りエピソードでもなければ前の内容がほとんどとんでて思い出すだけで精いっぱいな状態だからな…。とっちらかった要素が実は関連してました…みたいな構造はそこそこ考えられてるけど、やはりそれは時間がかなり経ってしまってるところでマイナス要素に振れてしまってる。
 というか、前期のこのアニメ、続編を期待されるほど人気があったのか?…。箸にも棒にも掛からぬというほどではなかったけど、主人公が想い人に裏切られるという展開でぶつ切りで放置という状態だったからねぇ。

杖と剣#8

 学園の上位者とチームを組むことになる話。前回も大概シラケてしまったけど、今回も、あれだけ嫌われてるキャラと組む決断をするのかサッパリ。まぁ単位を揃えたいという動機はわかるんだけど、主人公は単独で何でもやり切るだけの実力はあるんデショ…。
 ルームメイトのLGBT的ポリコレもどーなんだろーねー。茶髪ヒロインにも言わせてたけど、実はオンナでしたみたいな展開でも驚かないのだけどねー。無理してこんな要素を入れても困惑する要素でしかないと思うのはななつまで懲りたから。まぁ別世界だから構わないといっちゃぁ構わないけど、いかにも中世西欧をモデルとしてるんなら男女席を同じくする学園ってのも違和感があるし、逆に男女関係なく学べる環境ならすべての価値が平準化された世界であるという設定にしても構わないのに、茶髪ヒロインは男女の性差の違うもの同士で番うべきという価値観なわけデショ?。いやまぁ別に今までのストーリーの流れからして、門地や血筋だけでなく、メリトクラシーにおいても平気で他人を見下す偏見バリバリの世界観だからいいっちゃぁいいんだけどさァ…。あっちを立てればこっちが立たずのダブスタがわんさかあるんで疲れるのなんの。

チャレンジタイヤ、サンレモもうちょっと試走。

 タイヤ交換直後の試走は500㍍程度だったが、もうちょっと走ってみたので。
 長距離乗ったわけでもないし、長期間で印象の平準化も行われてない段階なのでそのへんは差し置いて…。
 3000円近くという値段をどうとらえるかだが、シリーズ最低ランクのタイヤと考えると今のところそう悪くはないかなという印象。海外通販でヴィットリアのルビノ3が@1800円ほどで買えた時代が懐かしい。ちょっと前にWiggleCRCを見に行ったんだけど、ざっと見た感じ日本への発送をやめただけでなく、そもそも安売りというスタンス自体をやめてる感じ。安いときに買っておけばと悔やまれるが、発送停止直前でもめぼしいものは漁られた直後で買うものがほとんどなかったからタイミングとは難しい。
 しなやかさがほとんどないという話は既にしたが、かといって振動吸収性が無いというワケではない感じ。空気圧が低いせいもあるんだろうが段差や小石なんかイレギュラーな場面でも車体が跳ねるということもない。ロードノイズはあまり伝わらないというのも述べた通り。
 まだおろしたてということが大きいのだろうけど、いちおうグリップもまぁまぁ。とはいえ、自分は攻めるような走りはしないから、コーナーでどれだけ粘れるかみたいなものはわかんない。
 走りの軽快さというのもよくわからん。転がり抵抗ってのも実感できるって程のものは無いように思う。外周部は少なくとも片輪で50ℊは軽くなってるはずだけど、ベロブラックより軽くなったという実感はない。ただ、ベロブラックより伸びないか?といわれると、それはちょっとねばつくかもしれんけど誤差の範囲ぐらいの感覚。
 どうもね、数年前はコンチのGP5000とかが二本8000円で買えたから、メジャーメーカーの実戦モデルがほんの少し前まで@4000円だったのに、今は最低レベルのエントリーモデルが@3000円出さないと買えないってのはどうにも抵抗感あるんだよな。自分の目算だと少々転がり抵抗が落ちてもいいからとにかくしなやかな乗り味を目標にしてたけど、選択肢そのものが少なくなってる印象がある。