フリーレン#1~4

 長寿のエルフが短命の人間を知るために旅をする話。なんか今思いついたんだけど、こういうシチュはよくあるものの、人間が犬猫を飼ったり、成虫になって一年も経たずに死んでしまう昆虫だの小動物など飼ったりするのだから、そんなに短命の生き物に経過する時間に無頓着ってことはないのでは?とか思ってみたり。まぁ他者の命を俯瞰するって立場なだけだよね。そういう意味では関心ない人間には無頓着だが、親しい人間には興味がわく主人公のあり方はよーく考えてみたらフツーの人間そのものなので、そういうことも想定して物語を作ってるのならそれはそれで構わないということにはなる。
 なんかかなり前から初回は金曜ロードショー枠での放映と宣伝されてたので、推しの子のように物語が途切れずに一挙に四話分、まるで劇場版のように公開されるのかと思ったら、単純に1話24分のアニメを4話分繋げただけでなんか拍子抜け。はてブのコメントで、人気が出て話を引き延ばし出してからはパッとしないというものを見たのでちょっと戦慄してる。
 まぁ見た限りでは悪くはないけど1話1話のクライマックスでの盛り上がりに欠けるって感じ。ただ、こういうテーマではこういう構成の方が個人的にはありがたい。中世フランスのパン屋があんな感じでやけにリアリティ重視やなとか、見知ってる街に10年20年経って再訪するとずいぶん変わってるという感慨とかわかるーって感じで、割と年寄り向けのような感じはした。


Sランク娘#1

 リタイアした冒険者が捨て子を拾い、その少女が鷹になったという話。初手はこんなもんかなというところで特に問題も感じられず、ストーリーの中身はとりあえず様子見。@早見沙織の演技力が向上してるような感じやね。

ななつま#13

 友人捜索編続き。もう説明台詞が多くて、そのエクスキューズにダルさを感じて仕方がなかった。道中いろいろな魔物に遭って撃退してるようだけど、最初…なのか最重要なのか…とりあえず一つだけ詳しく見せて以下ryなのも、仕方がないのはわかるけど興醒めやな。
 わざわざ1クール13話までのセオリーを崩してまでとりあえずの〆までアニメを放映するというほどの無茶が通るのだから原作は大層人気があるんだと思うが、そんなにこの物語世界の魔法体系だとか、モンスターの特殊性とか興味があるの?という感じ。ある程度ハリポタの世界観に通じるものを借りるとしても、人間ドラマとしてはそこそこいい線いってるように思うんで、ポリコレ要素とか魔物とかスッパリ切り落として、キャラ同士の泥仕合をもっと見せてくれた方がいいと個人的には思うんだけど、この作品のファンはそういうドラマ性よりファンタジー世界設定に魅力を感じてるってことなんだろうか。

かのかり#36

 ヒロインから涙を引き出して、以前よりは繋がりが深まりましたよ…というのを示してEND。もう前回あたりで物語が終わらないことに興醒めしていて今回は割と視聴意欲は沸いてなかったのだけども、Aパートの盛り上がりはそれなりによかった。
 うーん、まだ自分でもよくわからんのだけども、今期はクラファンで映画を作るという要素がいかにも現代的でリアリティも感じさせるものだったから、これを織り込んで物語を仕立てたというところはかなり評価してる。ただ、この作品はあくまで主人公とヒロインとの関係性がメインなので、そっちがお預けのままアニメシリーズが終わってしまうんだったらどうにも消化不良なんだがなぁという感じだけど、別に続編が作られないって確定したわけでもないし、そもそも原作が続いているのでアニメで決着就けるわけにはいかんでしょってなもん。まぁバトルものにたとえるなら、必殺の一撃が敵の大ボスに入って「やったか?」と視聴者も確信したのに、その大ボスはほとんどノーダメのように見えて以前と同じようにバトルを繰り広げようとするところで終わるようなもので、個人的にはなんじゃそりゃと感じてるというだけ。
 とはいえ、漫画の中には物語上のミッションはそれほど重要ではなく、それをプラットフォームにして現代の諸問題をあれこれ語るほうが実はメインというものもあるので、そういうものと割り切れれば今回の話も結構イイ線いってると思う。

デキ猫#13

 過去話も入れつつ、いつもの日常を描いてこの生活は続いていくよEND。目新しい要素がないのはそうだとしても、上司の姪のエピソードは個人的にストレス要素だし、無駄に話を引き延ばしてる印象が強かったので、ほとんど上の空で視聴してた。
 うーん、前半部分はともかく、後半部分は水増し構成のエピソードでどうにもノレんかった。ターゲット層の妄想を掻き立てるご都合主義ストーリーというのは、そういう需要があって然るべきと思うんでその辺差し引くにしても、これって、動物の特性上猫よりむしろ犬のほうがよかったのでは?という気はするし、ストーリーの流れがどうにも個人的には不自然に感じられて、受け付けないって程ではないけど視聴後感が割と悪かった。
 結局この作品で女に提供してるのはチンポの生えてこない生身のぬいぐるみなのであって、個人的には別にネコがイケメンでも良くって、そのイケメンが主人公に全然性的魅力を感じない朴念仁でもいいから、せめて主人公がそのイケメンに欲情するようなコメディにしたほうが全然見れるものになるんだけど、この作品の支持層は最初っからラブ要素が排除されてる方がいいんだろうと思うんで、単純にこの作品は自分にとってNot for me案件だったんだなというだけの話のように思える。


アイノイデンシ#12

 主人公が母の脳コピ素体を探して旅立つところでEND。この最終回を視聴してから、そういや原作は終わってないんだよな…と思いつつggってみると、やっぱりそうで、実は原作コミックス2巻分が無料公開(本日まで)されてたから、それを読んでた。ちょっとビックリしたのは、この作品がオムニバス形式というか、トラブルシュートが次々と配置されてる構成なんだけど、アニメ化されてる原作のトラブルシュートエピソードはすごく少ないということ。アニメ化に際して順番も変えられているし、2巻分のエピソードのうち、アニメ化されてるのはおそらく三分の一程度だと思う。自分はアニメに対して、AIが人権を持つ要素が少なくて、別に素体を持つAIを生身の人間に変えても全然成り立つと思ってしまっていて、せっかくの設定が生きてないエピソードが多いのに微妙さを感じていたのだけども、原作にあってアニメにならなかったエピソードにはそこそこAIであることの必然性が組み込まれてるものが結構あってもったいないなと思った。ただ、それも難しいところで、人間ドラマの要素を多くした方がターゲット層を広く取れるという判断だったんだろうなという風に感じる。
 あと、意外だったのはアニメより漫画を読んだ方が感慨が深く感じられるところ。背景の書き込みは原作漫画はもう白くって、情報量は圧倒的に漫画版の方が少ないんだよ。むしろアニメの方が書き込みは多いし、間が十分に取られているし、なにより声優の演技がかなりいいのだ。@大塚剛央の、洞察力がありそうでかといって老獪というのではないいかにも若者っぽい演技とか、@宮本侑芽のどこか素人っぽい、いかにも純朴そうな少女の演技とか、これは割とサイコーと思いながら楽しんでたのだけども、そういう補完部分がハイレベルに組み込まれて尚、漫画の方が読んでいてしっくりくる感じがしてこれがもうなんとも不思議だった。
 っつーわけで、メインキャラ周辺部分でちゃんとAIが人格を持つことに対する是非だとか問題点がちゃんと描かれていて、アニメ版としてキッチリ終わってる(主人公が心の在り方とは結局誰にも分らないといってるからあのENDでキレイに話は終わってる)から、終盤からの盛り上がりがいろいろ回収していて全体的な構成としてもよくできていると思った。こういった人間とは何かを問うドラマって、結局尻すぼみになるというか、せっかく大上段に振りかぶったのにグダグダになる作品が多かったりするんだけど、これはちゃんと視聴者に投げ返す部分とそこに至るまでの判断材料の提供が上手くいってるという感じ。


自転車パーツ類また届く。

 今日は雑多なものとホイールの二系統。

 一系統は二梱包で片方はパーツが詰まってたのだけども、
 もう片方はやけに嵩が大きくて見当をつけかねていたのだけども、開けて納得ラケットのグリップテープ。一巻45㍍分もあるので大きかったというワケ。ちなみに端を止めるテープが付属してたが45㍍あるということは40回巻き替える分だけあるので明らかに足りない。
 パーツ類、入っていたのは

  • チューブとセンターロックアダプタ、前回の追加注文分。
  • ステム 100㍉と110㍉。前回注文した中華アルミステムがなんと倍以上の値上がりしてたので、別セラーを探すと、二つ注文で前回購入した値段と変わりないぐらいで購入できた。
  • ディスクローター 140㍉と160㍉
  • チェーン いわゆる偽物中華デュラチェーンなのだが、別にデュラエースというのに惹かれたのではなくて単純に安いから。日本で11速105でも買えば1500円~せいぜい2000円程度だろうと思ってたら、密林では何と3000円もする。で蟻特急で探しても、中華の評価の良いメーカー、KMCはおろか、YBNとかVGですら3000円近くするので目が飛び出る思いだったのだが、なんとこの中華デュラ、2000円弱で買える。動画でも正規デュラの性能は出ないけど、耐久性自体は日本のチェーンと変わらないらしいので、結局ブランドとかそんなの関係なく値段だけで選んだという次第。
  • BB 別自転車用のITA30㍉軸用と、Twitter用BB86規格のやつ。BB86は日本だとウィッシュボーンとかニンジャのように右ワンと左ワンからねじ切りした円柱が延びていて、圧入ではなくネジで固定するやつ。

 なお、

 別セラーで購入した160㍉ディスクローター×2は先週届いていた。


 ホイールはDTXT?かなんかの2万強のやつ。もう前にタイヤやチューブの記事で27.5のMTBホイールだということをお察しの方々もいらっしゃるだろうが、オールロードっぽい仕上げを目指してる。当然ホイールもMTB用で、元々は軸がフロント100×15㍉、後ろ142×12㍉になっていたのだが、購入直後にメッセージセンターのチャットでセラーに連絡し、前はロード用に100×12㍉に変えてもらった。こういうところで融通が利くのがありがたい。ただ、そういうお願いをしなかったらおそらくついてきたはずの9㍉QR用のアダプタは付属してなかった。重量はフロント740㌘、リア879㌘の計1620㌘ほどなのでアルミホイールではあるが重量的に優秀。比較対象が700CにはなるけどカンパのゾンダDBより軽いのはありがたい。ただ、タイヤやチューブはやっぱり悩む。今のところタイヤはXボブキャットをハメるつもりだけど、チューブTPUにすれば軽量化が図れるが、どうもTPUは空気の抜けが早いらしい。ブチルチューブなら抜けは押さえられると思うが、重量はTPUが70㌘ほど、ブチルが210なので、この重量差に結構悩んでる。
 ちなみに購入したサイトのレビューではTLR運用してるユーザーがいた。リム部分を確認するとチューブレスのように河岸段丘のような構造をしてるのだが、ちょうど段丘になってるハンプと呼ばれる部分が普通は窪んでる(盛り上がり?)のに、これは窪んでない。まぁハンプがなくてもビード上げをしたら両側にビードが押し付けられ使用には何の問題も無いような気はする。最初はTLR運用も考えていたのだけども、27.5用TLRタイヤは太くて重いものしかなく、しかも高い。で、ネットでいろいろチューブレス運用をクリンチャー運用に変えた…なぜならシーラント処理がめんどくさいからというのを見て、自分もクリンチャー運用にかなり傾いたから、ハンプの問題はもう無いといってよい。
 しかしホイール、関税取られた。二万強なのでいちおう取られる範囲だったのだけども、アベから岸田にかけて円安誘導によって為替が2割も上がってるから、それが無かったとしたら関税はとられない範囲に収まってた。結局円安で課税範囲に押し上げ、税金を搾り取るんだから、円安とプラス関税のダブルパンチ。今円安を放置してるのは経団連の輸出企業に都合がよいからなので、大企業の利益のために外国の安い製品でやってくしかない貧乏人にそのツケを払わせてるんだなと思うと、もう腹が立って仕方がない。