荒川アンダーザブリッジ 第6話

 音楽勝負、本当にリクが勝ったということでいいのか?。
 いきなり偶然がどうだのと言い出して、前回の続きであることを忘れていたよ。自分が中高生の頃読んだ漫画だと、クラシック音楽なんて興味の無い人には眠いだけって描写がされてたけどな。他のキャラのはしゃぎようを見たら、何を演奏したかとかうまい下手とかはどうでもよくって、ノリが得られゝばそれでオッケーっていう風に見えた。
 で、リクの職業はセンセーらしい。他のキャラが言う通り教え方がうまいという風でもなかったのだが、別にそんな事はどうでもよく、教えて貰ったことが役に立ったという経験がそう言わしめたんだろうとは思う。でも確かにリクの知識は多そうではあるわな。
 仕事はしんどいものという固定観念を吹き飛ばすのは中々今日的。自民盗とか経団連あたりの経営層は、利益を上げるために従業員に苦役を強いるって考え方だよな。その割には福祉だとか肉体労働とか、しんどい仕事は薄給に据え置くくせにな。やって楽しい仕事、他人に望まれる仕事ってのがありうべき姿なんだろうけど。星の歌は音痴であっても、ライブ会場ではウけてたし、台詞にあったように星自身が観客の嗜好を考えて演奏しているっぽいしな。
 そう考えると、一般住人と河原の住人たちの仕事感・常識が対照的で、なるほど河原ってのが実は人間を縛る不条理から乖離したユートピアって側面がようやく現れてきたなと感じた。