フリーレン#24

 ダンジョン踏破成り二次試験突破。結局ミミックで主人公の気を逸らすという自分の予想は大外れしたが、オチで喰われてたというwww。
 うーん、なんか難しい。面白くないわけではないんだが、少々退屈してきた。結局一話一話で盛り上がっていても、いざ視聴を終えて冷静に振り返ってみると、まだ旅の途中の一コマでしかないんだよな…と気づいてしまう。ただ、この作品が旅の終結点までこんな感じで進んでいくのがスタイルだとは思うんで、そこを気にしてたら始まらんといったところか。

治癒魔法#10

 戦闘が始まるの巻。うーん、イケメン勇者君であらわされる不安や恐れ、先輩勇者であらわされる若さゆえの慎重さを欠く行動や浮かれポンチの様相とか、いかにも若者を等身大であらわしててなかなかやるなとは思うんだけども、正直自分の胸に迫るものがない。どうせ助かっちゃうんだと思ってしまえば主人公の努力も予定調和からの逸脱が無くてどうにもならん感じ。命の尊さを描くために人死にも出すんだろうけど、それだって物語上こいつなら退場させても読者に過度のストレスを与えないだろうとあらかじめ原作者がトリアージをかけた結果だろうし、どうにも興が乗らんな…。バランスはいいんだろうけど、それは上記の通り最初っから考え尽くされているが故の結果でしかないしな…。
 オーソドックスなテーマをバランスよく配置するだけだったらどうしても突き抜ける所はなくなってしまうんで、こういう作品に慣れてない読者ならまだしも、ある程度物語を消費してきた読者にとっては刺激が足りないと思う。

即死チート#10

 ラスボス賢者が人前に現れて、賢者候補の若者たちにバトロワを強制する話。大分いい感じに事態が混乱してきたんだけど、こうなるとラスボス賢者は何を目的として主人公達一行をわざわざ呼び寄せたのかよくわからんようになってきた。
 いちおう物語上のミッションは元の世界に帰ることなんだろうなとはずっと思ってたけど、それを通じて何を伝えたいのか今もって見えてこない。こんだけバッサリいろんなものを切り捨てて話を進めているからには、日常の些細な事にこそ幸せがあるとかそういうミクロな話じゃないと思うんだけど、読めない…。いやまぁ意図を読ませないような話立てだとは思うんで、これはこれでいいんだけど。