真の仲間2#7

 休暇地で主人公達がのんびりしたり魔物退治をしたり、新勇者はまぁいつもの。今回のキモは冒頭の蜂のたとえだよなー。蜂は自分たちの食料を集めてるだけなのに、結果的に他の生き物を助けてるって話のトコ。まぁ社会のあるべき姿ってわけで、それが新勇者の加護に従って受動的にイ㌔とは対照的だわな。自分の生きたいように生きるのは自己決定権重視の近代思想で、人に決められた役割にしたがって生きろ逸脱は許さんってのは前近代のあり方ではあるけど、この作品もこの2にきて今更近代思想万歳ってなわけでもあるまいし、裏金問題で明らかになった、特権階級たちの治外法権や彼らが義務として強制的にいろいろ押し付けてくるところと密接に関係してる。
 まぁ前近代だって決められた進路をそのまま…って厳密に決められてたというより、生まれや経済力によって選択肢を豊富に持てなかったという面が大きいし、それは現代においてもそうなんで、新勇者には悪意を持たせずあくまで彼の加護がそうさせてるという形を取ってはいるけど、フツーに考えて「僕たち自民盗搾取する側、大多数の国民は搾取される側なんだから黙って重税に耐えろ」が彼に持たされてる記号だよな…。

ルプなな#7

 王宮のギスギスした空気が和んで、剣術勝負とかそんなの。中国の歴史だと皇帝の横暴を皇后がなだめすかして抑えたりする史実があったりするからなぁ。いちおうこの話の流れだと、夫が横暴な侵略者になったのは家庭環境や王宮内の険悪な雰囲気であって、彼自身は賢いし実力もあって、それを主人公が必死で食い止めてるって感じだけど、物語として面白くはあるけど本当にそうなんかね…と眉に唾つけてみてる感じかな。アベなんて甘やかされT何の不自由もなく生きてきたんだろうけど、国民を分断して片方を敵として搾取攻撃する愚かな政治屋になったというのも環境のせいというにはあまりにも彼の犯罪性を軽んじてるよなーとも思うんで。歴史上苛烈な人物とされている人のうちには、実は非常な手段に訴えかける前に事を穏やかに進めるために入念な根回しとかやってたりするからなぁ。織田信長延暦寺焼き討ちも、そもそも織田信長は前もって交渉を働きかけているし、そもそも最近の研究だと発掘調査にて焼き討ちの事実すらなかったらしい。ということはむしろ延暦寺の方が織田信長を悪魔化した悪者(延暦寺の僧侶はかなり堕落してたらしい)なのであって、そのへんはまぁ。
 ただ、こういう再建モノという形だからこういうストーリーになっているだけの話で、初期設定を決めてしまえばあとどうなるかの理路に現実味があるかどうかは別にして、キャラ同士のかけあいとか会話劇としては結構出来がいい感じ。ポエム絶叫系の部隊演劇っぽい雰囲気がある。どことなくベルばらのようなヅカみがある。

ぽんのみち#6・7

 尾道観光麻雀合宿に海水浴。もうなんていうかバカげた話で、このノリなんか自分に合ってるかも。純金の麻雀牌、実際にあるんだろうなと思ってネットでggってみると実はなくて、鉄製の金メッキ牌ならたくさんあった。昔中国旅行したときに買えるもんなら象牙の牌をとちょっと探してたけどこれもさすがになかった。実物を見たような見てないような記憶がちょっとはっきりしないのだが象牙の牌は通常の牌より小さくてこれは打ちにくそうだなと思ったような。象牙の類似品として骨牌というのもあるんだけど、これも見つからなかったな…。
 なんつーか、麻雀よりはグダグダした関係性がなんか心地よい感じ。