ブルバスター#8

 結局親会社に本格的に吸収されてしまう方向性に…の巻。うーん、古株の機械操縦があまりに雑で見ててストレスがさすがに溜まるんだけど、どう考えてもあんなスマートでない方法をとるのは意図あってやってることなんで真意を測りかねるというか。っつーか、建築土木の現場で重機をあんなに乱暴に使う人は皆無でしょ。土方をバカにしてんのか!と思ってしまうワナ。主人公は研修生にいいとこがないので嫉妬やらなのはわかるし、古株も新しい技術に慣れることができない連中を代表させているんだろうし。ただ、よくわからんのよなー。自分が就職したての頃は50代の上司も積極的にPCを使ってたからデジタルディバイド何それ?って状態だったし、ロボットが先端技術であるなら、現場が命を張った戦場なのであれば、主人公だけでなく自分の安全確保のためにも新鋭機とか自分で学習するもんデショ。
 まぁ混乱の本番は次回のようだし、このへんはあんまり深く考えずに吸収合併の話に集中した方がいいんだろうけどね…。

イケナイ教#8

 ダークエルフの脚本で無理やりイチャコラさせられる話。結局パロディなだけなんで、このドタバタが面白いと思うならお好きにどうぞというところ。前よりは二人の距離が縮まったような雰囲気のほかには特に見どころがあるわけでもなく、次回の波瀾に期待かねぇ。

陰の実力者2#8

 温泉&水着回。トラブルに対応する際の七陰のコスが第1期OP映像のものだったので、あーなるほど、これって形を変えた分割2クールだったのね…という感じ。そもそも第1期が全20話という変則なものだったから、かなり番組編成に柔軟性を持たせてもらってたんだな…。ゲームも快調らしいし、それだけのリソースをつぎ込んだ甲斐があったというもの。
 おそらくアニオリだろうけども、まぁ話はお察し…ということで、主人公が一度も出てこなかったのがちょっと新鮮だった。普通どうでもいい用事で主人公が出かけていて、話の最後に合流してなにかズッコケる要素を作るもんだけど、そういうエクスキューズ一切なしにただの部下の勘違いでしたーというのはちょっとこの手の作品では見たことが無い。
 あからさまなお遊び回なので内容についてあれこれ述べるのは無粋というもので、ただ、個人的にはもうちょっと白コスでの七陰たちの見どころがもう少し欲しかったなぁとは思った。


ウマ娘3#8

 主人公がライバルたちのような大きな目標を持ってないことに落ち込むが、普段手伝いをしている商店街の皆々様に励まされて立ち直る話。うーん、なんなんやろな?。これは個人的な見解なので年少者に夢を見せる方向性ではこれはこれでいいんだろうけど、正直この手の熱血タイプで夢を見させるのは飽き飽きなんだよなー。織田信長も最終的には日本を制覇する方向性になっていたようだけど、当初は天下統一なんて考えておらず、生まれてから後継争いで兄弟間で生き残るのに必死、駿河一の弓取り今川義元に攻められて滅亡か?で必死に対策したのが桶狭間だし、生き残るために同盟を結んで妹まで人質として嫁がせたのに浅井朝倉に攻められて最終的に返り討ちにしたり、室町幕府を存続させようと後ろ盾になったのに足利義昭に信長包囲網をしかれて報復として滅ぼしたりと、彼は最初っから日本を統一することなんて考えてなかった…というのが最近の通説らしい。
 日本は宗主国によって本格的に植民地化し、経済がいよいよ衰退していってるし、国内は国内で自民盗を頂点とする政官財トライアングルが国内二重植民地状態で庶民は一層搾取の極みにあり、たとえ頭角を現してもそれは資本家に食いつぶされるだけの話になるのであって、夢を見させるって結局鼻先にニンジンをぶら下げられて決して届かない目標に向けて疾走させられるだけなんだよな…。
 なので、別に大きな目標なんてなくても、生きるために必死に毎日を過ごし、その一日一日の積み重ねを大切にしたらいいんじゃね?と思うのである。もちろん上級国民の搾取にからめとられないよう、目先の利益に飛びついて後から大損コクような自体は避けるべきだけども、キラキラした目標なんてどうせ資本家が総取りするための疑似餌でしかないでしょーに。

絆のアリル#20

 決勝戦に向けてチーム組が四つにまとまった…という話。ライバルユニットに脱退者が返り咲くことで黒髪ロングメッシュが玉突きで弾き飛ばされて古巣に戻るというご都合展開。正直なところゲストキャラで中途半端なエピソードを見せられるより、黒髪メッシュが修行で何を得て、どういう立ち位置を獲得したのかもうちょっとメインで描いて欲しかった感じやな。ただ、本作はネットを通じて繋がりあうというのが一つのテーマなので、できるだけ不特定多数のキャラが色々繋がりあうことを重視したのだと考えると、そんなに悪手というわけでもないんだよな。ただ、黒髪メッシュくんの扱いが雑過ぎやしませんか?という程度の話。
 勝ち抜くってことを考えたら、出場者15人が全員でユニットを組んで対戦相手無しの不戦勝のほうが頓智がきいててオモロイのになとは思ったのだけども、それはそれで切磋琢磨するという側面で台無しなので静かに推移を見守るのが吉かも。

カミエラビ#8

 茶髪セミロングはツインテを助けたようだしアイドルも仲間に加わるという展開らしい。話の本筋は印象操作wwwなのだけども、なんやろ?、やっぱ独り勝ちでサル山のボスがリソース総取りという展開に疑義を示してくれて熱い展開やなと感じた。ただ、ぼんやりとだが、現段階では主人公の親友が自主的に脱落しなくても役割はあったのでは?という気がするが、退場させるからにはそれだけの理由があったという展開を示してくれることに期待したい。

16bit#8

 プログラマ君が過去にさかのぼって仕事をこなして戻ってくる話。なんか哲学的な話をしてそれはそれで興味深くて聴きごたえがあった。前回の脚本と毛色が違ってたので雑波業かと一瞬思ったのだけども、彼はわざわざ説明セリフを駆使したりなんかせず、日常会話だとかドラマ部分に仕込むのでちょっとスタイルが違ってるなぁと思ってたら、まぁ違ってました。壮大な話のわりに物語上の役割はたいしたことはないんだよな。
 しかし今回しみじみ共感したのはプログラマ君が「もう戻らなくてもいいかな」とこぼすところ。技術的には新しい時代の方が絶対便利なんだけど、だからといって過去が現在より悪い時代だったか?と言われたらそうでもないよなというのを実感させられた。逆に1990年代から以前の日本は割と社会的に乱暴だったから、何のかんのいって社会は進歩するんだなという幻想を抱いてた時代なので、まさか2020年台になってこんなに日本がダメになってしまうとはちょっと予想がつかなかったという。やはりアベが仮病から復帰して実質賃金の下げ傾向が止まらなくなったのは大きいわ。