まほあこ#2
主人公が緑ヒロインは圧倒するが黄ヒロインにはしてやられてしまう話。なんか話が上手いのは、いちおう主人公が力を持て余していろいろやってはいるんだけど、正義のヒロイン側がちょっかいを出さなければおそらくトラブルに発展しなかったかも…という点。最初っから主人公は突然降ってわいた能力に戸惑っていたのであり、今回マスコットキャラに言われて初めて悪の女幹部としての目的を認識したのであって、前回なんかは理由もなにもわからず焚きつけられていたし、正義のヒロイン側も主人公の言い分を聞かずに攻撃を仕掛けてきてたよな…。まぁそれが以降の話を発展させるためのギミックにしても、主人公にとっては割と不可抗力だったみたいな仕立てになってる。
タイミングが良いというかなんというか、前期のシャイがいい補助線になっていて、シャイの方はこちらと同様気弱少女が主人公で、あっちはヒーローであることの覚悟がいまち足りないというところと、こちらも悪の女幹部としての役割を受け止めきれてないところとかも、やはり覚悟が足りないというところは全く一緒で、どちらもコンプレックスを持っているし、フツーの少女というところも一緒。で、こちらは極めて小市民的というか、引き受ける責任の大きさを考えたらだれでも正義の味方になるってのもでもないとは思うんで、むしろこちらのほうが一般的なのでは?と思わせるものがある。
友崎2#2
球技大会は好成績で終了、しかし誘導した女生徒の不満の矛先がヒロイングループのバレー部ちゃんに向いて…の巻。いきなり急展開やな…。OP映像でバレー部ちゃんが窮地に陥るのを示唆するシーンがあったのでそのうちやるんだろうなとは思ってたけどこんなに早いとは。
まぁフィクションだからあんまり因果関係がどうのと考えても仕方がないというか、原作者が進めたい話の方向性があるからこうしてるんだと思うんだが、個人的には球技大会を充実したものにするために、元野球やってた少女を道具として利用したそのツケが来たんだろうという風にしか見えなくて困る。ただ、違和感があるのはそれなりのスクールカーストが実現してるあのクラスで、上位グループの手下が孤立するとか有り得ん。まぁあのクラスって明確なスクールカーストが形成されてるわけでもないし、リア充と根暗と我関せずグループとその他もろもろって大まかなグループ分けがされてはいるけど、明確な上下関係はないって感じはするのでそうリアリティがないわけでもないというか。
ただなー、主人公に言わせてたけど、リア充グループの権力勾配で言えば頂点にいるはずのメインヒロインがダブスタ決めるのがどうにもなー。まぁよくわからんけど、アニメを視聴してても決して主人公がリア充を目指してるのをアニメスタッフも全肯定しているように描いてるようにも感じないし、原作者もどういう方向性なのか敢えて明らかにしてないと思うしで、なんのかんのいってメンタリティーも波長も合いそうなあの文学少女とくっついてHEになりそうな気はするけど、シリーズは絶賛継続中なんだよな。