影の実力者2#9
縦ロールの故郷での事件編。いちおう温泉回のとき主人公は何をやってたのか?という体裁をとっているようだけど、前回がアニオリだったみたいだしな…。自分探しは今となってはネタとしてはお笑い属性なのでいつものすれ違いと合わせておふざけ要素ではあるんだけど、いちおうシリアスエピソードっぽい。陰の組織に所属したのだから二度と表舞台には出ない(出たとしてもそれは陰の組織の任務として)ハズだけど、そこを逸脱したストーリーなのも固定観念を破壊するみたいな感じでやってるのかね…。推移を見守らないと何とも言えないけど、勘違い要素が個人的には徐々に鼻につき始めているのでアニメシリーズはどういう週末を迎えるのかちょっと心配でもあり…。
絆のアリル#21
決勝で先陣を切るユニットのエピソード。動画の雰囲気が今までと様子が違っていてちょっと見ごたえはあったものの、所詮CG動画だしな…。シナリオも特筆すべきところはなくて、生徒同士が触発されて成長していくという基本路線を踏襲したのみというところで可も不可もなく。
カミエラビ#9
情報操作エピソードの解決編。ストーリーとしてのパンチは弱めだけど、割とシナリオはよくできていた感じ。争いあうのではなく共闘しあっていく流れが若干心地いいねぇ。
16bit#9
主人公が主体的にかかわったゲームがついにマスターアップし、元の時系列に戻ってみれば…の巻。個人的にはやっぱり飲み会での黒髪ロング、こんなものがつくれてアタシは満足だ―のところで、あーこの作品視聴してよかったーという感じ。自分も満足できる仕事をやり切った時の充実感は半端なかったからなぁ。売れる売れないとか他人に評価されるとかそういうのではないんだよね。かといって単なる自己満足であってもいけないわけだけど。そのへんのところが今回は特によく表現できてたという感じ。
Sランク娘#10
保護したキャラを娘が守る話。キレイごとが単なるお花畑として受け取られないよういろいろ工夫をしてるようだけど、所詮ファンタジーだしな。物語としてはこれでいいけど、やっぱり個人的には物語としてのパワーは弱めと感じる。
まほよめ2#21
銀髪娘の過去と連れ添って心の傷をふさいでいく話。主人公が自分の過去を垣間見せるシーンはちょっと和んだのだけども、アレだって相手を安心させるテクニックだろうしな…。このまま銀髪娘の祖母を悪者にして断罪して終わるような雰囲気だけど、それだけじゃぁつまんないな…。若者グループがいやに物分かりがいいのも引っかかるし、第1期のようなどんでん返しとまではいわないものの、ちょっとした転倒あたりは期待したいが…。というか、自分そればっか期待してる。
柚木#9
授業参観編の結末編。話としてはよくできていたと思うが、いくら長男が忙しいとはいえ、その時だけ授業を振り替えしてもらって(今回そうしてもらってたよね)時間単位で年休取れば大した負担でもなかったよね…。
あとねー、こうやって助け合うこと重要!だとか、子供は社会で育てるべきなんて主張が見え隠れしてるけど、主人公の家はともかく、夫婦共働きだとか、シンママシンパパが増えてる現状がオカシイので、そのへんお涙頂戴を利用した社会的ミスリードでしょ。モデル家庭が専業主婦アタリマエの時代だと子供の世話を家庭が余裕をもって見ていられたわけで、だからこそ今問題になってる年収の壁問題になってる、主婦の年金優遇措置があったわけで、あれは国が家庭に施した子育て優遇策ではあるんだよね…。今、その垣根を取っ払って女をもっと労働力化し、専業主婦をやるメリットを除去しようとする流れが、国も世論も喧しくなってるの、もっとオカシイと感じるべきなんだけどな…。主人公たちは助けられる側だったけど、助ける側にも余裕がなかったらお互い様という認識にもならないでしょ。なんで自助共助だけ褒め称えて、公助が不十分なのから目をそらさせようとしてるのかとしか思えないんだよね…。
お嬢と番犬#10
文化祭の後始末編。自分が好きかどうか別にして、こういうイチャコラ描写に本当の需要があるのでは?と思うんで、やっぱりヤクザ要素要らないんじゃね?となってしまった。ヤクザの親分の孫と、そのヤクザの若頭との関係性だから泥臭いところを一切描かずに済んでるけど、これって貴族とは言わないまでもパンピーの世界では上級国民の恋愛模様なわけで。番犬クンの過去はともかく、二人は恵まれてるから青春を謳歌できるし、半端な覚悟でもなんとかなるんだよね…。男と女との間に恋愛以外の深い断絶が無いから生温いし、禁断の恋みたいな要素もない。まぁそういう定番の要素を排したおかげで燃え上がるような恋愛でもないし、ヒリヒリした関係性でもないわけだけど、むしろストレス要素を嫌う現代だとこの程度の方が受け入れられやすいのかもね…。
アンダーニンジャ#9
ついに惨劇始まるの巻。とはいえまだ序盤戦。なんつーかどんな理由でこういうことになってるのかもよくわからんのだけども、正直この作品ってストーリー性を最初っから投げ捨てているというか、おそらくキャラの生きざまを描くことを主眼に置いてるからそれで何の問題もないんだと思う。
学校に通っていれば、入学から卒業まで一連のストーリーを思い描くことができるんだけども、一旦社会に出れば組織に入る所から定年までを思い描かないことはないんだけど、大抵日常はそういう一連の物語性から脱却してしまうわけで、何か仕事でこういう局面では高対処するとか、そういう一つ一つの積み重ねを無意識に過ごしていくという形になってしまう。だからといってこの作品が決してエモいシチュばかり提示してるわけでもなくって、そういった地に足の着いた描写をちゃんとやってるから見ててなんか落ち着くとか凄みが感じられるといったところかな…。