Sランク娘#4
故郷での親子団欒。最初の手合わせの時は、娘が友人に、父親が凄いという認識を持たせるために手を抜いてるのかなとも思ったのだけどもそのへんわからんな。親なら幼少時からの子供の癖とか弱点とか熟知していてもおかしくないしそのへんは半々だったのだけども、その後の父親の本気でかかってこいの巻であっさり娘が懐に飛び込んできたのを見ても真相がわからん。聖者無双なんかを見てると主人公がいくらスキルを積んでも最前線で戦ってる猛者や過去のスゴイ業績を残した実力者には敵わないというか上には上があるって感じだったから、いくら父親が娘の弱点を熟知していたからといって片足なのだから、運動能力で圧倒出来てもおかしくない。でもまぁ都ではそう大した実力者がたくさんいるようにも見えなかったから、Sランクの価値が現状低いってことなんだろうな…。
ただ、父親の心境はよくわかるというか、田舎にいても概念的にこれではダメだとわかるというのも理解できるし、ならば娘に心構えを説いて喝を入れるかというのも親心。で、親の心子知らずという形になっているというのも物語上は何の問題もないという感じではある。
まほよめ2#15
学園封鎖続き。思春期というか若さ特有の思い込みとかつっ走りとか、今となってはあんな頃もあったなぁというところで、雰囲気は暗いけどフツーのエピソード。いちおうヒキで学園内の学生たちの気分が悪くなってなんらかの攻撃を受けてることを示唆して終わり。
柚アニ#3
末っ子視点の過去話。なんかイヤに老成した小学生やなという感じだが、どうして幼稚園児の時に既にあんなだったのかその辺の経緯が知りたいぐらい。あんだけ礼儀正しかったら悪い気はしないとか思ってたら、途中で若干タメ口に変化してなんじゃそりゃ状態。
幼稚園にいってたのに保育園に移るとかもよくわからん。老人に世話を頼んだのだったら(今も甘えているので)そのまま幼稚園に行ったのかと思った。いちおう大枠では保育園は福祉施設(管轄が厚生省)、幼稚園は教育施設(管轄が文部省)なので、今はあまり意味がなくなってるが幼稚園の方が格が上と感じる保護者は多い。最初に幼稚園に入れたのはそれなりの理由があるからなんだかなぁ状態。
老人も孫が同居って、これも経緯が知りたい。今回顔見せしてた長男とついになる女だけど、あれが老人の孫なのか、それとも老人の娘でも話が違ってくる。とはいえ、三男のクラスメートがいるので、中学生の母親と考えるのもなんか不自然な感じ。
ともすれば鍵っ子な末っ子と独居老人の組み合わせは割とwin-winの関係だろうから、個別事例としてそんなに悪くはないんだけど、子供は社会で育てるべき!の托卵ムーブが流行ってるので、そのへんいやーな感じ。
実は幼児と老人の組み合わせは物語としてはそれほど珍しくもなくって、わた婚のようなメロドラマとか、お嬢と番犬のチョイ悪とか、昭和期のテンプレ物語が流行ってるのはなんで?。とはいえ、この物語だと末っ子の面倒を見るのは昭和期だと次男三男の役割だったから、そのへん長男が一切合切面倒見るっていうことが現代的なのかそれとも設定が極端なだけなのかよくわからん。末っ子が幼稚園児だったときは次男三男は小学生だったワケでしょ。で、長男は大学生なのであって、多額の保険金がおりてた(だろう)としても大変なのは火を見るより明らかなのであって、親戚の心配も当然で、下手すると行政から調査なりなんらかのチェックが入ってたとしてもおかしくないんだが…。
あと、近所に保育園を設置するのはNGとNIMBY扱いするのは首都圏の宅地では実は老人が主体なんて話もあって、なんだろ?、基本はフィクションではあるんだけど、無理な設定が祟って現代性に寄ってるわけでも懐古方面に寄ってるわけでもなくファンタジーっぽく感じてしまうのは現段階ではマイナス材料。
お嬢と番犬#4
臨海学校でドタバタ騒ぎ。なんかちょっとしんどくなってきたなぁという感じ。番犬がヤクザの側面を見せれば見せるほど学校生活との乖離が酷くなって違和感が大きくなってしまう。個人的にはカラオケボックスで番犬が助けるところまでで、あのエピソード以降彼は態度を自嘲してないから、ヤクザの風格を醸し出して(若頭までやってるのだったらなおさら)クラス内では異質の存在になってるハズ。シナリオ中ヤクザ的な振る舞いをやってもそれをコメディ風味にしているけど、もう十分「あ、近寄らんとこ」となってるのが普通。
しかしまぁこれは昔から少女漫画の王道で、チョイ(どころか洒落にならないほどの)悪にあこがれるヒロインの図式なんだけど、これは昔だったら日常生活で男女が交わることがないというのが定番だった。ヒロインはもともとがヤクザの親分の親族だし男は養育役で一緒にいたのだから、ヤクザ的な振る舞いにお互い慣れているので世間との意識のズレがあるわけなんだけど、原作はともかくアニメでは「二人だけの世界」とカタギの世界との距離感がイマイチうまく表現できてないように思う。
あと、布団を敷いていた部屋で終始腹筋してた同じ班員がいたんだが、あのシーン以外で全然見かけなかったのはなんなの?。せっかくの素材なんだからちゃんと活躍の場を与えろよ…。
アンダーニンジャ#3
校舎屋上と謎のロシア人?とのバトルが決着?する話。時間軸をいろいろいじってキャラ紹介を効率的に行ってるけど、こつこつと詳細を積み上げていくのではなく、全体をぼんやり描写してまるで霧が晴れるように描写の精度があがっていくのがちょっと新鮮。かといって明らかになるのは四畳半的生活だし、どうしようもないキャラ達のグダグダな生活なのであって、ただ、この締まらない雰囲気がなんとも庶民というか貧困まっしぐらの等身大の姿を現しているようでなかなか良い。