カミエラビ#2

 前回戦って生き返らせた少女と親友と同盟を組む?話。当面のミッションは戦いを仕掛けてくる他の神候補を撃退して生き残るってことだろうけど、主人公が途中で息絶えるのでない限り、彼が最後にどういう選択をするのかが大ミッションになるのかな。展開もありきたりだしそういう点を踏まえると、どうもキワモノという宣伝の割には結構シナリオは堅実な感じ。バトルシーンも他のダメな作品にありがちな主人公の見せ場だとかバトルシーンの華やかさでダメなシナリオを誤魔化すって要素は感じられなくて、いうなればフツーの扱い。
 上記の通り宣伝の割には見かけよりは堅実だし今のところ個人的には好印象で推移してる。

絆のアリル#14

 黒髪ロングメッシュが主人公にリアルの姿を明かす&自分の思いを打ち明けるの巻。昔だったら「あいつならあいつなりの考えがある」って何も言わずに見送る所だけど、今だったら言語化しT相手を納得させるというトレンドなのかな。まぁ主人公ユニットの中でも最弱って立ち位置だったし、ギリギリ途中参加で引き揚げてもらったのだからそれだけの義理を尽くす必要があるといえばそうとは言える。主人公も予選はギリギリ通貨だからショックなのもわかるし、逆にそれが主人公を発奮する材料にもなるんかなと思えば、割と今回の話は重要だったのかも。

ウマ娘3#2

 キタサンブラックが勝つ話。なんつーか、競走馬の現役期間って短いのだから、その期間に強力なライバルがいてかち合うのか、それとも自分が圧倒的に強い主役になっているのかすらもう運なのであり、しかも骨折などの故障をするかどうかもどの馬にでも可能性は有るのであってそれもまた運でしかない。なので、今回ライバルが怪我で不出場というのも、自分が怪我で出場できない可能性もあるのだからこれも結局は運でしかないので、正々堂々と出場して勝てばいいだけの話。結局主役を馬主でもなく騎手でもなく調教師でもなく、一番意識が希薄だと思われるウマ自体に設定して競走馬に人間と同じ感情があるという設定にしてシナリオを組んでるから勘違いするのだけども、仮に馬主視点で考えると(まぁ馬主自身の考え方の違いはあるけど)どのレースでも、で、できればランクの高いレースで2番3番手でよい…なんて考えるのではなく、そりゃ一位を取ることを目指しているのだから、自分の馬が怪我もせずベストコンディションで出場できることがラッキーだし、強力なライバル馬がいないのもラッキーでしかない。そうでもなければ莫大な資金を投じて競走馬なんて育成なんてできやしないわけで…。
 というわけで、まぁ客観的に考えたら無難なシナリオではあるんだけど、やはり実在した競走馬にありもしない人格を投射して無理矢理シナリオを組んでるから個人的にはもうテキスト部分に飽きてしまってるし、でもこの作品の魅力はなんといってもウマ娘たちの疾走シーンでの疾走感だとか画角だとか演出なのであって、こればかりは他のアニメを圧倒してる感じ。リアルの陸上競技なら、序盤中盤の様子見段階では中距離走、終盤の駆け抜けるところは短距離走にあたり、コース全体が数キロをあんなペースで走れるわけないジャンって感じだけど、そういうリアルからの乖離が念頭にあってすらあのレースシーンには圧倒的な迫力がある。

Sランク娘#3

 ついに主人公の帰省がかなう話。今回大ボスを倒してはいけないんじゃないかというのが頭をよぎったのだがそんなことはなかった。なんつーか、現役を引退した実力者が呼び出されたりしてるのに、現役バリバリの冒険者とか地域の支配者の軍なり傭兵なりが一切出てこないのは、これもしかして現代日本における政治屋とか行政職(官僚組織全体)批判なの?って感じ。
 娘が故郷に戻って感動の再開を果たすのもちょっと不思議な感じ。都に出て出世し、故郷に錦を飾るという意識は前近代でもかなり昔の話だし、大抵それは娘ではなく息子の話。江戸期になると移動が制限されるし、明治や大正期には東京に出て新しい知識を学んでそれなりのところに就職しても、近代化のための仕事に興味が持てた人たちはともかく、明治中期は政府が国民全体から吸い上げた富を投資したものを財閥系に横流しして成長してた汚職上等!な社会だったので、すさまじきものは宮仕えとばかり故郷に帰った地方の秀才たちはいたのだけども、それも昭和期になって東京が地方から吸えるものは全部吸い上げていく構造になっていく。
 なのでそもそも女が上京して故郷に尋常ならざる思い入れを持った事実なんてなかったし、それは主人公を男に置き換えたとしてもかなり稀なケースなのであって、まぁ物語としては美しいけど、これを一つの理想?とはいわないまでも、なにかありうべき一つの形として提示する意味がどうにもわかりにくい。

ポーション頼み#1

 なろう原作のアニメ化。なんかろうきんのような臭いがするがよくわからん。転生モノにしてはやはりダメななろう作品のように、このまま現代日本に生き続けても行き詰ってたわけでもないし、転生先に何か使命を与えられて飛ばされたわけでもなさそう。まだあのまま働き続けてたらブラック企業にそのうち殺されてた…というのならまだわかるけど、そんなに深刻な事態のようにも思われなかった。
 いちおう転生時にお願いしたチート能力を駆使するようだけど、現代知識を使って無双するって要素は薄そうだし、そのへんあんまりご都合主義をやりたい放題ってワケでもなくある程度抑制は利いてそう。できるだけ早期に特権階級と繋がりを持ってコネで生きやすくするって展開も、最初にあったのは悪徳貴族という風体で早々に逃げ出してるからそのへんも他生の考慮はされてるようだが、王都に行ったらやはり特権階級とのつながりを求めるのかもしれず、やはり現段階ではよくわからん。
 今のところ直面した困難を主人公の機転や度胸で乗り切ってるように見えるからもしかしてそれなりに見ごたえがあるものになるかもという可能性は考えられるけど、やはりまだ可能性の段階。


まほよめ2#14

 学園封鎖続き。前期の主人公って自分の力量の見極めも出来ず突っ走って結局周囲の親しい人たちに迷惑をかける…という彼女自身が災厄という扱いだったのに、今期はあの陰気な銀髪少女に絶妙な距離感を保って決して深入りしない慎重さを持っているのはなんで???という感じ。そんなの自分の知ってるチセじゃないやい!と思うし、前期のそういうケレン味が本作の魅力だったのに…。でもまぁラストでそういおう関係性が一切合切壊れてしまう展開かもしれんし、2クール目が始まってまだ序盤なのでこのへんはまぁ。

柚アニ#2

 次男に焦点を当てた次男三男との対比過去話。大体兄弟とか二歳違いのことが多いと思うんだけどその年の差でもあるある案件。11か月差で、もうちょっと三男は後に生まれる予定とかあったけど、そうだとしてもせいぜい一、二ヶ月程度のハズで、なんつーか明るい家族計画に失敗してるというか、お盛んやなといったところ。
 自分の友人が「子供は贅沢品」といってたのはそういや20年前ほどだったから、この漫画の連載開始時期からすると、そういう言説はアタリマエだったはずだし、それでもなお次男のすぐ後に三男を作るというからには、やはり前回も言った通り子だくさんでもやっていける資産があるという設定のハズ。メインキャラの性格付けとか昭和期から言われてる兄弟間の特性そのものだし、一人っ子も友人に用意してるから子育てモノとして設定はよく考えられているし、現代性も無視してないのはよくわかるんだけど、正直薄気味悪いものを感じざるを得ないな…。

お嬢と番犬#3

 追試合格のご褒美に主人公がキスをねだられる話。男の方は主人公の親代わりなのかと思ってたら、あくまで保護者であって親ではないらしい。なので主人公を女として認識してるっぽい。高級クラブの見回りに出てたようだけど、自分はてっきり男の方はホストの経験があって女の扱いに慣れてる…と思ってたんだけど、そうではなくあくまで用心棒として詰めていて、それが本業ながらクラブ内の人間関係を眺めて学習してたってことのような気はする。まぁわからんけどなー。
 大分この物語に馴れてきたけど、正直作品の器の大きさはそんなに大きくないような印象はある。まぁもともとがおおきなおねえさん向けの、チョイ悪(というかチョイどころではないんだけど)の男が実は自分にぞっこんであるという妄想シチュの体現化なので、そんなにターゲット層を広く取ってるようにも思えないんだが。


アンダーニンジャ#2

 前回からの、後者屋上での戦い、ニンジャに憧れる外国人などその他もろもろの続き。まぁこのへんは、いかにも外国人が想像してそうな勘違いニンジャ感とか、現代技術を導入したらどうなるか…とか、現実の下っ端がこうキレイごとではなく日々の糧を得るために仕方なくだとか日常生活は庶民風の欲望に忠実に生きてるとか、そういう原作者がおそらく設定してるであろう世界観が肩肘張らない感じで今のところは好印象ってとこかな。

盾勇3#2

 闘技大会で勝つ話。なんか妙齢の女と同行するハメになるのはフォーマット化してしまったのか。前回酒場で絡んできたおねえさんがヒロインの知り合いだとわかったほかはあんまり話は進まなかった。
 なんつーかOP映像はやけに力が入っていて、さすがにこれから物語に突入する際の盛り上げ効果は抜群といったところ。。

キミゼロ#2

 お互い手探り状態ながら、初デートでどうやら距離が縮まってるような話。ヒロインええ娘や―。会話からもう配慮の塊ってのがにじみ出てるし男に尽くすタイプのような造形。で主人公は主人公で彼の発するセリフが知らず知らずのうちに愛て二喜ばれるようなものにになってる不思議。楽しそうに買い物をしてる君が…なんて、ありのままの君が好きだってことでしょー。で、主人公どこが陰キャなの?という感じwww。スポーツカーのくだりで語り始めた以外は、相手の問いかけにちゃんと自分の気持ちを言語化して伝えてるんだから、陽キャとまではいかないけど、陰キャではないでしょうに。
 というわけで、やっぱり教育番組的というか、主人公のように何をやっていいのかわかんない男子にお手本を示す教科書のような展開だった。まぁだからつまらんってことはなくて、ちゃんとセリフが何を意図しているのか、キャラがどんな気持ちでいるのかを探りながら視聴してたから退屈しなかったな。