忍の一時#8

 事態大きく動くの巻。あの主人公なら戦いの回避を考えてるだろうと思わせて、視聴者の予測を二択に絞るミスリードからの…怒涛の展開。構造的にはヤクザ映画っぽいところはアキバ冥途あたりとの妙な一致を連想させるのだけども、これ、おそらく見据えてるのはアベの無法に対しての何らかの問いかけであって、10月放映開始のこの作品がタイミング的に「正解はアベの暗殺」であるというあの事件を念頭に置いていたはずがなく、そのへんなんとも微妙な感じ。ただ、敵の親玉あたりは最終的には生きてる可能性は低そうなのでそのへんはなんとも。
 なんか不思議な感じで、妙に突き抜けているようで突き抜けてないというか、もたもたしてるように見えながら、決断はそこそこしてて、このあいまいともはっきりともしてない微妙加減が現段階ではよく判断つかないところ。

ヤマノススメ4#8

 黒髪ショート、受験前なのに山行するの巻。OP抜きの始まりだったので一話まるまる気合回かと思ってたら二本立ての、特に誰かがピンチになる展開でもなかった。主人公が受験生を誘うのも相手の都合を考えてないのかなと思いきや、セリフをよく聞くとそうでもないっぽいのがわかるし、なんのかんのいって関係性の維持は気遣いの塊なんだなという構図は見て取れる。

チェンソーマン#7

 苦境を脱して打ち上げの飲み会。あれだけ搦め手で苦戦させられてたのに結局解決は力押しだったという。ただ、直後の説明でまぁそうだよねという妙な納得感はあった。別にこんな特殊事情でなくても何かに突き抜けてないとブレイクスルーは起きないよねって話。
 打ち上げのエピソードなんかモロそうなのだと思うんだけど、この作品、どう考えても扱ってるものからしてB級でしかないのだが、カネかけて作り込んでしまえばハイ不思議、B級テイストが吹っ飛んじゃいました…というのは個人的に新しい知見だった。とにかくB級作品にありがちな、「もっとリソースがあれば素晴らしい作品を完成させられるのに」というルサンチマンも感じないし、リソースが無いからどっか投げやりというかふざけてしまうしかないという逃避感も全然なくって、自分が突き詰めたいテーマに全力投球してるの、表現者にとっては良い環境なんだろうなという感じ。

読んだ。そしてお迎え。

 読んだのは結局メイちゃんのほうだけ。ユイさんは好感度を無理やり上げて読もうかと思ってたんだけど、マリナの好感度がシナリオ全解放に今朝達したのでとりあえずホームキャラに設定してる。

 マッパグラが仲良しシナリオの前にも登場してたのだけども、それに続けて仲良しの方は表情差分のグラ一枚という構成。無理やりシナリオも基本は分なのだけども、若干多め。個人的には三枚目の羞恥に顔を上気させ目が見開かれてるグラが好みかなぁ。
 姉妹丼ではやはりなかったワケだけども、まぁこれはアタリマエであって、そうしてしまうとせっかくキャラとして独立してるのに、どちらかがどちらかの従属であると公式が決定づけてしまうから、そんな序列は作らんでしょという話。ところが、キャラの設定上双子で共感覚という、痛覚などの感覚や好悪の感情が双子どうしで同時に共有してしまうという設定だから、たとえ二人が別々の場所にいても片方と仲良くなればそれは二人同時に…ということになってしまう。今回もそういう説明があって、決してキャラ単独ではないんですよみたいな状況。メイちゃんがあくまで姉を立てるキャラで自分自身は決して表に立とうとはしてないという風に見えたから、結局アイちゃんの2コンカラーでしかないのかなと思っていたのだけども、性格をガラッと変えているから彼女は彼女で独自の魅力も描けているようには感じた。個人的には無理やりシナリオのほうがアイちゃんの話が一切出てこないので上かなという気がしてるが、あんまり差はない感じ。
 しかしなんだな、ユイさんのが薄紫の髪、アイちゃんが赤毛、メイちゃんが薄青いろの髪って、これどーなの?みたいな。双子なのにこれだけ見かけに差があるとどう考えても一卵性双生児とは考えにくいのだけども、二卵性と考えると共感覚というファンタジー設定が成り立ちにくくなる。形質を重視するなら、赤毛と薄青の髪という違いはあっても、母親が薄紫だからどちらの遺伝子を持っていてと仮定してもよいが、しかし違う形質が発現したということは母親からの遺伝子は受け継いでるにしろ、父親の遺伝子が違うから発現に差が出たんでしょとなるし、まぁ同日中に授精したかどうかはわからんのだけども、複数の父親の遺伝子を受け継ぐ機会があったんでしょと考えるのが自然。とはいえ、ユイさん、加入シナリオではなかなかウブな発言をかましてるし、まさか処女受胎だったとしたらなにかしらそういう発言があるはずだし、父親についての言及がないのがどうにも引っかかる。まぁ国防軍に入ってたということだし、入営してから一年は研修や訓練で、その後なんらかの実績があって主人公の組織に娘二人は入ってるからおそらく20は超えてるとは思うんだけども、母親の方もまさか入隊前に妊娠してるはずがないし、入隊後もすぐ結婚ということも考えにくいんで、どう考えても40は超えてるはずだよな…。


 で、ユカちんお迎え。もうそろそろ交換用のアイテムがお迎え四人分に近くなってきたし、ムツカを除いてあと欲しいキャラはイザナエルとキリエルぐらいかなと目星をつけて決断。
 ガチャではなく交換でお迎えしたからアカネと違って獲得済の印はついてなかった。プロフィール見たら結構壮絶な履歴。しかも「全てを終わらせた」というパワーワードwww。しかも加入シナリオを読んだらスグにでも…って形で、ゼブたんやサテラと同じ。自分蓮っ葉キャラというか尻軽女に惹かれてるのだろうか?。
 しかしまぁキャラゲーなので、いかにも最終到達点は一点に収束しちゃうんだけど、こう人としてどこか壊れてるとか、コンプレックスの塊のようなキャラをストレスなく関係性を築いていくって結構慎重さが求められると思うんだよね。そのへんはやはり老舗としてノウハウがあると思うんだけど、だからこそそういうキャラのパーソナリティを割とよくこのサービスは表現できてるよなという印象。まぁ好き好きーって寄ってくるだけのフェミニンなキャラが大勢いたってマンネリになると言えばそうなんだけど。