殺し愛#8

 何か思うところがあるのか、主人公の相方が投降し、主人公は隠されてしばらく安泰だったのが襲撃を受け、しかし撃退するの巻。こうチンピラ同士でガンのつけあいも迫力はあったのだけども、やはり過去話だワナ。少年の頃リャンハと名乗っている少年と今の彼とが同一人物なのかもイマイチはっきりしないし、まぁ何らかの関連はあるから主人公につきまとっているのだろうしで、情報開示されるにつれ大分視聴にも身が入るようになってきた。

24区#8

 クレーン落下で一般人多数死ぬかメガネ秘書を見殺しにするかのトリアージっぽい何かをまたまた迫られる話。まぁヒーローごっことか相変わらずどうでもいいし、いろいろ噴飯モノの設定や流れもあるんだけど、やはり今回の最大のテーマはああいう管理監視システムが人間の存在の根幹を揺るがす危険なシロモノという問いかけ。かといってあのシステムを壊そうとしてる赤髪の師匠とやらが善玉かどうか、何か他に腹に一物抱えていそうでそのへんは眉に唾つけとけって感じなのだが、そのへんについての切れ込みはなかなかのもの。
 あとはまぁ、あの管理監視システムを実用化しようとする人間が多少なりとも社会の向上のためを思って…というのが何冗談言ってるんですか?って感じで、そのへんシステム開発者が開発を破棄したってところからしてエクスキューズしてるから見誤ることもないとは思う。今まで日本にシステム改変を迫ってきた政官財特権トライアングルどもがやれ成果主義だの男女共同参画社会だの、債権処理だとか郵政民営化、はてはアホノミクスとどれもこれもこれをすれば日本は良くなりますよと耳障りの良い言葉で国民を騙して、その実特権階級だけが肥え太る仕組みだったのを思うと、あの管理監視システムを特権階級が世のため人のために使うはずがないだろーみたいな。ただ、物語上管理監視システムで国民を支配しようとする特権層との闘いってのも、それこそ今までの日本のあり方を見てもリアリティがないし、いかにも説教臭くなってしまうから、双方社会のためという体裁をとって悲劇にした方がという判断だろうし、今回の話でも個人的には、そういう物語としての辻褄とか陳腐さとかすべてすっ飛ばして、そういうシステムの存在自体が危険だし、そういうものに依存してしまおうと思ってはいけないんだよという主張はなかなかよくできていたと思うから、なんかちょっと視聴後も余韻に浸ってしまった。

PU姫ちゃん一発自摸

 うーん、別に片方だけを特別念入りにやって片方は手抜きってこともないんだけど、エントリーが集中してしまうな。今やってるイベント、周回して宝箱を溜めようと思っていたんだけど、一回の出撃に必要な行動力がかなり多いのであっという間に行動力がなくなってしまう。しかもこのサービス、そうむすのように一回マップをクリアしてしまうとチケットでスキップできてしまうから、時間も手間もかからない。これはありがたいことで、この手のゲームは起動するとPCが重くなってしまい並列処理が遅くなる。なのでさっさと終わってくれるのはありがたい。もう片方のサービスは戦闘オートはあってもスキップはないからPCが重い状態が長時間続くから、その他の操作がもっさりしてやたらストレスがたまる。
 さて、そのイベントなのだが、シナリオが個人的にはなかなか面白かった。ユーザーの分身という役割を果たしてる主人公が精神的な理由によって仕事に支障が出てしまうある病気にかかってしまうわけだが、他の勢力がその主人公を引き受けていろいろ連れまわして…というお話。まぁゲームジャンルがジャンルだし、もちろん濡れ場シーンもあるんだけど、それは初期に済ませて中盤からはほぼエロなしのお話に切り替わっていく。
 で、その中で新規追加されたキャラがタイトルの娘。ファンタジーだからそもそもありえないことではあるが、個人的に付き合いたいか?といわれたらゴメン被りたい部類の女の子なんだけど、自分の生きたいように生きるその姿がシナリオで輝くのなんの。それがちょっとすごい魅力に感じてしまったらしく、まぁまず当たらないだろうが、記念に回すという要素強めであまり期待せず石を使って10連したら…という。

f:id:corydalis:20220304234208p:plainf:id:corydalis:20220304234241p:plainf:id:corydalis:20220304234232p:plainf:id:corydalis:20220304234240p:plain
 10連の一枚目で当たってるからといって、仮に一連でピンポイントでドロップしたとも思えないが、どうにもビックリ。なんつーか、変身後のグラが正真正銘のマッパで、それにケープを羽織っただけという痴女スタイル。他のキャラのほとんどが申し訳程度でも布切れが局部を覆っているから、偶然ケープの紐の位置で肝心の個所が見えないという構図になってはいるが、ちょっと思い切りのよいキャラデザ。そりゃキャラシナリオだとそういうシナリオが用意されているからアレだけど、イベントシナリオは好意がないわけではないんだろうけど、そういうシーンもセリフもなければ、いちゃいちゃするシーンも一切ないから不思議な感じ。
 話の結末は、まぁ予定調和そのものなんだけど、これはソシャゲという性質上主人公を退場させるわけにもいかんし、仕方ないでしょという感じで、そうではなく、予定調和になるシナリオを一つのパッケージとしてみたら、話の顛末だとか入れるべきエロ要素を入れたうえで、ではそのシナリオで伝えたい部分は何かに注目すると、これがそう悪くないシナリオだったという。主人公は、今回のメインである姫ちゃんだけでなく、その別組織の女の子たちにいいように振り回されて、直前までは組織のお偉いさんだった主人公がこうももみくちゃにされる…という展開なのだが、実はそれ自体が…という構造で、その仕組みが終盤まで読めなかったから、あーよー考えられとるわみたいな。