レベル1#12

 祭り騒ぎ(宴会)でEND。いちおうアニメとしての〆としてはしっかりしてた。原作が続いているからといってもアニメとしての〆がダメな作品結構あるからなぁ。こうブラック企業をテーマとしてそのテーマが通底されて物語が構成されているって点では十分勝利条件を達成してるんだけど、やはり作品としての魅力がイマイチというか、オリジナリティとまではいわなくてもこの作品ならではといった特色が感じられなくて困った。こう、ビタミン不足だからといってビタミン剤を投与されたって情緒も余韻も…みたいな。テーマに沿ったエピソードでクライマックスに至ればそれなりに盛り上がりはするけどってところかな。


てんぷる#12

 メインヒロインが一度破門されて再度修行に復帰する話。さすが最終回といったところで、エピソードとしての緩急がついていて仏教や寺との関連性も組み合わされて見ごたえはあったけど、中編~後編でダラダラした展開が続いていたから、手仕舞い前にパッと花火を打ち上げて終わるかぁみたいな構成でちょっともったいなかったかな。
 まぁそんなわけで、お色気重視のバカ騒ぎというテイストながら、そういう人の心の綾を描くものとしてはふざけていなかったというか、それなりにしっかりしてたという感じ。

小さい先輩#11

 社内コンペではライバルと引き分けで主任を死守するの巻。前回市場調査を念入りにやってたので、まぁライバルチームそんなことやらなさそうだし、勝ちはこっちの方という理路を作ってたから肩透かし。いやまぁ実際に売り出してどっちの方が売り上げがよかったか…という勝負ではないのでよくわからんといっちゃぁわからん。ただそうなると審査員だろうと思われる社長だとか重役だとかにウケたかどうかで勝負が決まると考えるとそれもなんだかなぁとも思うし、逆に会社の上層部に市場に対するそれなりの嗅覚を持った人間がいるからこの会社がやっていけてるって考えもなくはないので…。ただ、入社一年目のぺーぺーに何がやれるの?と考えたら、どいつもこいつもそれほど企画として実用に耐えるものとなっているとも思われないんで、努力は買うよ1将来性で判断するよ!みたいな判断基準であることも考えられるからそのへんはまぁ。
 ライバルチームの上司の態度…というかメンタリティが急変したりと、まぁこんなフィクションに今更言っても仕方がないけどちょっとご都合主義的過ぎやしませんか?って感じかな。ライバルチームの上司もあの意識高い系で空前の出世をしてきたんだろうし、そういう認知バイアスが後輩の出来ません宣言で急に変わるとはとても思えん。

俺最強#11

 主人公の退学作戦がことごとく失敗する話。二号でいい宣言からの妹ちゃんのベタベタっぷりとか教授に問答無用な態度っぷりとか、なるほどこういうベタな要素が爽快感みたいなものを作り出してるのかなとぼんやり思いながら見てた。結局単純な勧善懲悪を大半の人間は求めているのかもな…。
 ただ、それは他の作品でもそういうものは極めて多いのであって、自分がこの作品にあまりストレスを感じない原因をどうしても特定できない。ツッコもうとしても、その仕掛けが意図的なものだとわかってしまうし、他の作品だったらクドく感じるのをどうしてこの作品では感じないのかさっぱりわからん。