異世界食堂#10・11
照り焼きバーガーにモカチョコパフェ、キッシュにコーヒーフロートの巻。どちらも今まで登場してきたキャラを集めて、食が取り持つ仲みたいなテーマ。料理は、洋食としてはニッチというか、昔だったら気取ったメニューみたいな。
まぁいつもどおりというか、でもプロポーズのシーンは結構じんわり来た。
斗神姬#8・9
褐色隊長の救出と主人公の姉を依り代に敵がコミュニケーション(警告)を発してきたの巻。うーん、救出ミッションはシナリオ自体は三文芝居なんだけど、いちおう大人のあり方あたりなんかは示しててそれなりにまとまってはいた。ガン〇ムに似てるというか要素が盛りだくさんなのだが、物語としての構造…っつーか主軸は違っていて、本家がどちらかというと社会構造だとか人としての生き様がメインなのに対し、こちらはもうちょっと夢があるというか、SF、それもサイエンティフィック(フィクション)とサイエンス(フィクション)のギリギリを狙ってる感じ。ジャパニメーションだと割と大人が主人公の作品があんまりなくて、中国だとそのへん世界を救うのは少年少女であるという縛りは日本ほど無いと思うのだが、それでもジャパニメーションの方向性に近い、「世界を救うのは子供であって、大人はその補助的役割」に寄せてるのがよくわからんというか、そもそもこの作品はあんまり大人向けじゃないのかなという気がしないでもない。富野の社会を描こうとする態度を中国に持ち込もうとすれば、悪役に政府(共産党)を据えるわけにはいかないから、必然的に政府は正義の味方、どうしても上層部を悪に描くのであれば、それは共産党を連想させない組織にならざるを得ないと思うんで、まぁこんな設定になるのも無理はないというか…。
ただ、中高生の頃割とSFに憧れていた自分としては、学際的な要素を詰め込んだ本作とか結構メートルが上がる気分にはなる。無理やり感は否めないが、褐色隊長救出ミッションでチームが組まれて、本当に考古学まで混ぜ込んできたのはリアリティを除けば結構冒険してきてるなって感じ。SF要素を詰め込んでミステリのようになってるのもよー考えて来とるわみたいな。