ななつま#10
秘密基地を出たとたんケンカを売られるの巻。割とクライマックスに近いタイミングと思うんだけど、個人的には冷めた感覚で視聴してた。トロールの扱いも仲間とか片腹痛いし、バトルもイマイチ。
トロールを仲間というなら侍少女ちゃんと同じ扱いにしないといけないと思うんだけど、結局主人公パーティーのマスコットキャラ扱いで、ペットでしかない。こういう自分たちと対等の存在という扱いをしてないのに仲間とかちょっとポリコレに配慮した割に大したことないな~という。
バトルも、物語上金髪ドリルの格を上げるエピソードと思われるが、パーティー戦として魔剣使いが二人もいる時点でwwwって感じ。魔剣使いを負けさせると魔剣使いの存在価値が失われてしまうんで、よっぽどの伏線を仕込むのでない限り負けるはずがないし、では人狼の自己犠牲で対戦相手が一矢報いる形になるのか?と言われたら、金髪ドリルの格が上がらないからおそらく相手チームは負けるのだと思われるが、そうだとすると人狼クンの自己犠牲が徒労に終わるので、主人公パーティーまた勝っちゃうの?と思えば金髪ドリルの予備ちゃんのルサンチマン以外にこのエピソードに見どころがあるの?って感じ。で、そのルサンチマンも金髪ドリル本人の格を上げるためのスパイスでしかないんでしょwww。
うーん、主人公の復讐パートに見どころがあって、それ以外がどうにもノれない。学園生活パートはキャラの成長を描くんでどうしてもメインキャラの未熟なところを排除してストーリーを進めることができないんで、ある程度もどかしく感じるのは仕方がないんだが、そうなると万全の態勢で挑まなければならない復讐パートとのバランスがどうしても難しくなってしまうのは宿命と言わざるを得ない。まぁ別に復讐パートでは相手にアドバンテージがある状態で挑まなければならない…って構図はそれ自体フツーのことなんだけど、主人公とメインヒロインが魔剣使いであって特別な存在になってるのでこれが飛びぬけてしまってるから、学園生活パートがお遊戯会に見えてしまってどうにも…って感じ。原作は続いているのだろうから、長いスパンで見れば主人公パーティーは魔剣使い以外の四人が成長してそれでパーティーが完成するところまで描いて、本当のクライマックスに入っていくのだろうから、気の長いことよのう…と思ったところで、アニメシリーズはほんの入り口のところで終わってしまうんだね。
デキ猫#10
社員旅行の巻。イベント自体はごくごくフツー。主人公、そんなに酒が強いわけでもないのに、アルハラの壁になってるのはよくわからんな。他者から疎まれないための線損戦略としては最上だけども、本人が自覚してやってるとも思われない。
社員旅行先から自宅に連絡して寂しいとか、策士やなという感じ。何の連絡も入れずにいると、残留組から自分だけ楽しんで…と妬まれる可能性があるけど、今ドキ社員旅行は付き合いで嫌々行くものと相場が決まってるから、そうでもないかねぇ。
ただ、昔の物語だと関係性を広げていって「友達100人出来るかな」が割と肯定的に描かれていたけど、職場の人間関係なんて突き詰めれば利害関係でしかないから、今や個人分断化で地縁血縁から切り離された個人は、せめて残された共同体の最小単位であるイエを拠り所とするしかないし、そのために他人から共依存と言われても、内向きで排他的だといわれても、家族だけ信頼していくしかない…というのは男女関係なく現代的なテーマかもしれん。
かのかり#33
巨星堕つの巻。関係性を打ち明けるかどうか迷うんだけど、ヒロイン自身にも主人公との関係性に迷いがある状態なので、このタイミングが絶妙だった。ただ、ヒロインの祖母はおそらくヒロインと主人公との関係性をかなり正確に把握してたように見えるんだよな。そうでなければ愛が芽生える瞬間とはという話なんかしないと思うんで…。