俺自販機#1

 なろう原作の異世界転生モノ。転スラとか蜘蛛とかの、変わり種に転生してしまうというアレ。自販機という奇抜で人間どころか生物ですらないので、いろいろ無理な展開や設定にしてるが、今回ちょっと面白いと思ったのが、これ、典型的な沈黙交易のスタイルじゃんということ。沈黙交易の基本は、境界上に商品を置いておき、のちに顧客がそれに見合う対価(商品)を置いてその場を去って様子を見る。交渉が成立なら顧客が置いた対価を持ち去り、それを確認して元々置いてあった商品を取るし、交渉が不成立なら対価は放置して最初に置いた商品を持ち去るか、顧客が対価を積み増すまで放置を続けるとかそんなの。売り手と買い手が一切対面する必要が無くて、お互いの言語が理解できなくても交渉ができるので、違う民族同士でおこなわれることがあったという方式。結局この作品では自販機がいくつかの慣用句を表現できるから、ヒロインが主人公に対して都合よく意志を感じてくれたから、原始的であっても言語コミュニケーションが成立してしまったけど、元々自販機に喋る機能はなかったわけで、逆に昔の自販機こそ形を変えた沈黙交易そのものだったんだなと気づいた次第。いやまぁ沈黙交易の面白いところは、お互いが交換する商品の価値を最初はわかっておらず、手探りでその価値を探り合うところだったりするんだけど、この作品は交易がメインではないだろうからなぁ。いやまぁ結局のところ自販機の用意してる商品には顧客が属する経済圏の貨幣価値が最初っから提示されてるわけで、まぁ沈黙交易である…という見方も的外れっちゃぁ的外れではある。
 まぁいうだけ野暮だけど、結局のところこれだって、前近代に近代以降の技術や商品をもたらして無双する…という異世界転生モノの典型例に当てはまってはいるわけで、そんなに画期的なアイデアでもないというのは大枠としてあるとは思うんだけどね…。

わた婚アニメ#1

 人気小説のアニメ化。シンデレラ物語というふれこみだし、そこからの逸脱はないのだろうけど、公式ページの和風ではあるが架空の…でなんか微妙な感じがした。継母やその娘にいびられるのはまんまシンデレラやな…とは思ったんだけども、走馬灯のように駆け巡る過去の風景からすると、主人公も実母が死んでしばらくの間は父親にも可愛がられていたようだし、使用人からもそれなりに扱われていて、上流階級であることは間違いないのにこの悲劇的な演出に違和感を覚えて、視聴後にキャラ紹介を見るとやれ異能だとか書いてあるwww。
 実写版はTVドラマではなく劇場版だったらしく、そちらの公式ページを見るとコスチュームに違和感があったりと、なんか個人的には盛大に警戒警報が鳴り響いているようではあるが、そんなに奇抜なストーリーになるとも思えず、しばらくは様子見ということで…。
 いやまぁ別にファンタジーはファンタジーで、実在した明治大正期は参考にしただけ…で構わないとは思うし、さすがにサクラ大戦ほどの荒唐無稽さは感じないのでそんなに心配してるって程でもないんだけど。

アンファル#1

 原作小説のアニメ化。欧州の近代娯楽小説のキャラと原作者のオリキャラを絡ませて物語が展開するらしい。ふぅ、ようやっと見ごたえのある作品に当たった感じ。アニメ新番チェックの際は一瞥してスルーしてたと思うが、視聴して数分経ってから物語に入り込めた。
 キャラ同士のかけあいが芝居がかってて、それが別にソフィスティケートというほどでもないが、落語ほど軽くも泥臭くもないのがバランスよい感じ。

チューブ補修パッチ

 蟻特急から届く。
 さすがに小物も小物だとヤマトではなく郵便局経由。この前Starshipのチューブがパンクした際、レザインのパッチを使ってそれでなんともならなかったのでこのコストはたまらんと注文した次第。本当はパッチでなくゴムとゴム糊で治す方がいいと思うんだけど、パンク修理の頻度が低すぎるので、ゴムの方はともかくゴム糊のほうが一旦開封すると何年も放置してしまって中身が固まって使い物にならなくなるから、結局パッチの方が手軽だし糊をダメにするリスクが無いので送料無料ボーダー達成のためにちょくちょく注文してた。ところが、いざ補修のためパッチを探してみると、これが見つからないwww。パッチも有効期限のようなものがあると思うんだけども、今のところ劣化で使えなかったことはないかも。

 せっかくなので大人買いで一枚当たりの単価下げ&送料の節約を試みたのだが、なんと50枚入りのうち1枚が「空」www。パッチを剥がしたような跡があって、なんかの作業中に剥がれたのだと思うが、封筒の中に直接入っていたから手で入れたのだと思うけど、普通感触で紙だけとわからないかなぁ?。もしかして封筒の中に張りついていやしないかと確認してみたけどそれでもなかった。ちょっと前にバリカンの替え刃を3セット買ったけど、2セットしか入ってなかったり、なんかちょっとハズレを引いた残念感がある。