わたゆり#12

 夏服とおススメ紅茶の巻。関係性のこじれが解消して通常運転の体裁でEND。穏やかさを取り戻し、しかし騒々しい毎日って形はなんかお祭り騒ぎENDにも似たような感覚。
 関係性そのものに新奇性は見られないけど、練り込まれた様式美にコンセプトカフェという、接客と即興劇の役者を兼ねた従業員の生態という舞台装置の見せ方が個人的にはフックした。途中から、キャラは5人に絞ってるけど実は店員はもっといるのかもと思ったのだけども、それは違うみたい。となると主人公が加入する前は店長含め三人でフロア係をやりくりしてたということになるが、それでは店は回らんだろー、だから何とか言いくるめて主人公を脅す形でスカウトしたのか…と腑に落ちる。
 今期の作品の中ではエンタメとして割と純粋に楽しんでた。他の作品だと初期設定がハンコで、シナリオもどっかで見たようなエピソードのバリエーションに過ぎなかったから、自分でわざわざ独自性を見つけて無理矢理視聴するものが多いけど、これはそういうエクスキューズせずに済んだ。ホント、なろう系のやれ俺TUEEEとか異世界転生とかばっかじゃなくて、こういうのを拾ってきてアニメにしてくれ…。

まほよめ2#12

 2期後半クールは10月からの予定。あーやっぱりというか、前半クールの結論ってなんだったの?という感じではある。自分にとって2クール目を見ないという選択肢はほぼないのだけども、とはいえ、なんか今期はゲストキャラ2人(黒髪と銀髪ロング)と主人公のメイン三人が仲良くなるだけの結末しか見えないので1期ほどのインパクトはないかも。
 トラブルがあったりしたから決して抑揚が無かったわけではないんだけど、今までのおさらいと新キャラの紹介&馴染み程度の単調な話だったと思うんで、正直クールで分割するのはやめて欲しいなぁ。

勇者が死んだ#12

 とりあえずのボス戦を制すの巻。主人公に逃げるの選択肢が与えられるんだけど、まぁここまで来たことの目的を考えたらそのへんはまぁ。というか、カウントダウン表示要らなくね?。
 というわけで、次のミッションが与えられてEND。続きがあるような雰囲気ではあるが、とりあえずのこの〆でもちゃんと話は終わってる形になってるしどっちでもといったところか。というか次週特番があるらしくて、思ったより視聴率が稼げなくて慌ててプロジェクトを閉めるってところなのかな?。
 イロモノっぽく見えてその実物語としては堅実な話運びだったし、なんのかんのいってメインストーリー、コメディ、メッセージ性などバランスがよくって最後まで楽しめたかな。主人公にとって身近な大切な人を救うことが第一義で世界を救うなんてのはどうでもよい…というか、身近な人を救うことの延長線上に世界を救うことが横たわってるでも構わないんだけど、庶民の一人としてはそういう身の丈に合った範囲でやれることをやるって主張がなんとも地に足がついた感じがして泥臭くもそれだけに受け入れやすいものだと感じた。野望とか復讐だとかいうネガティブな要素も含めて等身大の人間を描いていたよな…。