水星の魔女#20

 約姪のあるキャラが数人死ぬ話。G7でのグローバルサウスの叫びとも受け取れるし、戦争シェアリングは軍事費倍増の岸田批判に偶然なっていてあまりにもな一致に驚く。なんつーか、現実社会とのリンクをピンポイントで狙ったわけではないんだろうけど、偏差射撃のように、まるでこの作品が批判するその矛先に、合衆国や岸田が自ら当たりに行くような奇跡。


MHH#10

 主人公が開放されるが、身代わりになるはずの相方が逃げ出してなんか再度危機に遭うっぽい展開。うーん、やっぱ落ち着かん。いやまぁあのままみすみす相方の男も殺されるとは思っていなかったのだけども、逃げ出してからの一連の流れがさすがにウソっぽい。ただ、この作品自体が四六時中視聴者をハラハラさせるのをウリにしてるので、そこにツッコんでもしかたがないとはいえる。
 冷静に考えたら、主人公は予防戦争をしたのであって、あのままほっといたら娘が殺されていたのは必至だとは思うけど、やった事実だけを見たら殺人を起こしたのは主人公であってヤクザ連中ではないし、その濡れ衣を着せられようとしてるのだから、どっちが悪者なのかは難しいところ。かといって殺された娘の元カレが娘を殺したのを確認してから、それから相手を殺したり警察に通報しても何の益もないわけで、ある意味トリアージでもある。ヘンな話、元カレも素行が悪いし、娘も男を見る目が無く身持ちも緩いアホ女である…というのが原因なのだが、娘の元カレは何人も人を殺しているからその報いを受けたという形になっていてそれはそれで話が閉じてるってんで構わないかもしれないが、娘が周囲にリスクを負わせて何の報いも受けてないし、アホなままというのが物語上微妙な立ち位置ではある。思慮深い選択をしていたら決して交わることのなかった表の世界の住人と裏の世界の住人が、バカ息子とバカ娘の身勝手な行動に親世代が振り回されるという形になっているのがなんかすごい構図やな。

鬼滅4#9

 二体?のうちの片方を倒す話。エピソード部分もあるけどほぼ全部がバトルシーン。前回のうちに危機を脱して無敵モードになっていたし、ストーリー上の進行はそれのみ。かといってクライマックスだろうし、おざなりにしてさっさと先を急ぐわけにもいかんのでこんなものかと。