水星の魔女#16

 主人公の乗る機体にどういうシステムが積まれてるのか母親の口から確定する話。面白いことは面白いんだけど、前も述べた通り、子供世代が理想を志向するのはわかるとして、大人世代もそれなりの理想を抱いて行動してるって建付けにリアリティが感じられないという。大枠で合衆国やユダ金、全部ではないが資本主義批判なのであり、でも現実には合衆国なんてわざと戦争を起こしてカネ儲けしているのであって、現状一つの例外もないはずだが、そこでなんでそういう事実を描かないんだろうなとは思う。別に大国が大義名分として平和を唱えながらという部分についてはなんぼでも描いて構わないので、表と裏もしくは建前と本音の描き分けをしたらいいだけの話なんだけどな。いやまぁ、リアリティを描いてしまったら理想の入り込む余地が無くなってしまうのもまたわかるんで、フィクションとしての建付けについてこれでは全然ダメというつもりもないんだけど。
 しかしまぁ物語として結末があまり予測できないのはありがたい。主人公の母親の復讐なりがせいこうするにしろしないにしろ、最終的に世界は平和に近づきました…でも構わないし、全然泥沼でしたでも構わないように思う。なんらかのメッセージ性を込めているだろうから、状況としては混沌としても何らかの希望を残すというパターンとか、世界は破壊しつくされたけども新しい世界を建設していきましょうパターンとかガンダムっぽいなとも思うしで、そのへんは展開次第やろな…。というか、これ何クールあるんだろ?。前のTVシリーズは一年4クールやってたけど、このシリーズはいやに密度が大きいんで2クールでおなか一杯みたいな感覚なんやけど。

MHH#5

 殺した相手の親と偶然出会って話をする事になるの巻。1クールだとしてそろそろ折り返し地点なんだが、一体どういう結末にするんだろ…と思ったんだけど、原作は連載中ということみたい。相手を全滅させるのが確実だけども現実的でないし、なら相手の親とまぁ和解はムリだろうけど何らかの形であきらめることになれば、息子捜索の理由が無くなってヤクザが手を引く展開ぐらいはあり得るかもとか思ってたんだけど、そうか、まだ連載中かぁ。なんか余計に事情がこじれていたっておかしくないよな…。
 なんかいろいろわからなくなってきた。別に物語が終わらなくてもテーマを騙ることはできるんだけど、結末をもって原作者のメッセージが明らかになる場合が多いし、家族愛がテーマだとは言えるけど、そこから議論を深めることの是非に迷う。娘の軽率な判断に親が振り回されているわけなんだけど、かといって娘の自己責任で終わらせるわけにもいかんし、全貌とまではいわんけど娘がある程度真相を知る場面も見たいと思うしなー。
 自力救済についても是非を問うているのではないし、それはもう大前提でしかなく、そういうのがなくてもよいように社会はどうあるべきかを問うているわけでもないと思う。で、実際日本の行政も司法もほぼ信用ならないのは現実問題になっているわけで、だからこそこの原作が大ヒットしてるわけで、万人を説得できるような結論なんてないだろうし、なかなかキツいものがあるよね…。

冰剣#1~12

 なんか前にこれが前期の一番人気というのを見かけて視聴してみた。元々視聴対象に入れるかどうか判断するときにそれほど魅力があるとも思えなかったからどうなんかなとは思ったのだけども。
 結論から言うと、エンタメとして面白かったし、ジュブナイルとして正しくよくできてるなーという評価。ただ、大人が見てここから何か学ぶとか新しい切り口が得られるとか、そういう要素はなかったかな。俺TUEEEモノではあったが転生モノではなく、この手の作品にしては珍しく大人がちゃんと大人の役割を果たしてたな。
 終わりからすると続編があるようなヒキだったし、ハーフエルフやツインテヒロインも深く掘り下げる担当回がなかったからそのうちやるでしょという。

 ED映像のヒロインの下着イラスト、なんか透明感のある塗りでどっかで見たような…と思いを巡らせていたんだけど、途中で気付いたのが、コレ石恵塗りだよね…。最近めっきり見ないからちょっとggってみたけど、最近はめぼしい仕事をしてないみたい。

ハロウィンパイセン引けた

 去年のハロウィンに期限でガチャが復活してて、そこでそこそこ引いたのだけども出ず、今回はGWということで他四枚のPUSRだったのだけども、SR3%の各PU0.5%を11連×4でお迎え。ステはもう一線級ではないのは承知の上…ということはもう回想シーン目当てではあるんだけど、回想シーンのグラは下品なのでむしろ剥かない素のグラが一番の目的だったりする。
 イベントも新しくなったけど、今回のだけでなく、最近のイベントシナリオはちょっとパッとしない印象。昔は最初に与えられたミッションをこなしはするんだけど、途中からそれとは別の要素が絡んできてどこか別の結論に導かれるという面白さがあったと思うんだが、最近のシナリオは与えられたミッションをこなすという大きな流れは変わらず、どう解決するかについてちょっと工夫するという、昔見られた新しい切り口みたいなものが激減してる感じ。バトルシーンも、キャラを引き立てるための修辞技法になってるのではなく、バトルそのものがドラマになっていたと思うんだけど、そういう要素が薄目になってる。個人的にはこのサービスはシナリオを評価しているのであって、ゲーム部分はうざったくてやらずに済むならやらずに済ませたいと思ってるぐらいだから、ちょっとしんどいかなという。