カワイスギ#2
地球調査が滞り、主人公に支援が差し向けられるの巻。うーん、コメディとして楽しんでるけど、やっぱり書くほどの感想はないかも。栗コーダーカルテットっぽいBGMも雰囲気が出ててよろしいってとこかな。ニャン、ニャン、ニャン、ニャンニャンニャン。
一撃姉#2
魔王軍の幹部を勘違いから姉と呼んで仲良くなる話。うーん、これも今のところどう話がおもしろくなるのか不明。弟にとって姉という立場は身内で年上だから甘えられるし、姉は姉で外に出れば女と見くびられるが、弟に対しては年上で、面倒を見れば上位存在として認知欲求が満たされるので共依存に忌避感がなければ都合の良い関係性を築けるのかな。とはいえ、この作品では弟は依存関係を嫌って一応自立しようとしてるようには見える。家族だからこそ信頼し合えるという面もあるので、そのへんを現代社会性とも絡めてうまく描けるかどうか。
まだ始まったばかりだから推移を見守るしかないが、ダラダラこの様子が続いていくのだとするとツラいものがあるな。途中でなにかこの作品独自の展開だとか視点が得られるのを期待したいが、あるかどうかもわからず、あったとしても終盤付近かもしれんしでそのへんはなんとも。
トニカワ2#2
いとこが拾ってきた猫を飼うことになる話。将来のことを考えて…ではなく、今を楽しむって、このへんやっぱり時代の変化だよな。「正社員といえども45歳でポイ捨てだ」という時代なので、何の違和感もなく正しいと思ってしまうが、ヘンな話将来には期待できないというディストピアの到来だよな。新卒採用が続いていて初任給も上がってきたらしいが、これも逆に言うと、歳取って会社のお荷物になれば平気でポイ捨てするってことだろうし、未来の自分が何とかしてくれるってのも一部の人間だけにしか当てはまらず、全体に敷衍するのは正直幻想のような気もする。ただ、将来困窮するにしても、今を大切にするっては後先考えずに享楽に耽るってのでなければやっぱり正しいのであって、その辺のメッセージ性は間違ってないとは思う。
猫を飼うというのも個人的には違和感が大きい。今やペットは家族扱いというように地位が上がってるのだけども、中卒の主人公が猫を飼えるというのも、彼が組織に属しなくても稼ぐ力があるからであって、経済的弱者が結婚できないからせめてネコでも…でもなければ、結婚して面倒な関係性を築くより猫を飼う方が気楽…という、現在のペットの有り方とは隔絶してるんでなんとも。今回の話にあったように動物病院に行って各種手続きをしなきゃ*1だし、飼うにもエサや衛生管理など昔とは比べ物にならないほど飼うコストは上がっているのであって、子供が贅沢品であるのと同様、まともにペットを飼うのも贅沢でしかないんだよな。
漫画家自体が自営業者で、かつ原作者は前作で大ヒットを飛ばした人なんで、組織に属さず全部自分の力量で稼ぐってことがアタリマエなのはわかるんだけども、個人的にはこの作品はカネがなくても幸せな結婚生活ができますよ、主人公に稼ぐ力を与えて下駄を履かせてるのは、一般人が中卒でそのまま結婚すると貧乏生活を描かざるを得ないんで、そのへんのバランスと取っているんですよ…ということだと思っていたので、ここに来て弱者には到底真似できない生活っぷりを示してきて、なんか不穏なものを感じてしまった。主人公の実家も中流以上の家庭だし、嫁はメイド付きのお屋敷に住んでたわけで、なんつーか、カネ持ちが趣味で貧乏生活をやってます…とか、貧乏人をバカにしてんのか…というのが頭をよぎったというか。
女神のカフェテラス#2
ヒロインズに告知して開店準備を始めるの巻。てっきり主人公がマネジメントを発揮して快進撃みたいな話だと思ってたから、彼が0からのスタートは意外だった。とはいえ、ヒロインズが一芸をもっていて、それをどう有効利用するか…みたいな方向性はそれほど間違ってないかも。
おそらく序盤は経営としてもたもたするんだろうし、いろいろじれったい描写が続くのだと思うが、もし上記の通りご都合主義的にうまくいくという形にしたいんだったらもしドラでも参考にして話を組み立てたらよいだけの話なんで、そのへんは気にせずコメディとしてのんびり楽しんでみたい。
六道#2
クラスの番長とのタイマン勝負は倒れなかったことで友人になる顛末で、その後学校の番長に目を付けられるが…の巻。もっと熱い展開…というか、主人公が漢気を見せるのかと思ってたのだが、あんまり派手な展開ではなかったというか。ちょっと拍子抜けだけど、主人公がいきなり相手を撃退するのもウソだし、今の彼にできる精一杯のこと…ということではまぁこんなものかも。
というか、どちらかといえば彼が試練に立ち向かおうとしてるのに、なだめすかしてあきらめさせようとしてる周囲の二人の態度にアイロニーが込められてるんだろうなという感じ。昔ながらの熱い友情とかそういうのを想定してたから、落としどころが妙に現代的で、それでいて子供に対する現代的な擁護に批判的でもあって、なんか妙な感じ。
マジデス#2
三人いる魔法少女の最後の一人が合流する話。うーん、申し訳ないけどさっぱりわからん。奇妙なバトルシーンも、奇怪な背景などもおそらく一つ一つに意味が込められてると思うし、仮に一つ一つに意味などなくてもそういう構造が一つの表現になってたりでも構わないんだけど、もうそういう表現に気を配るだけの気力が視聴中に湧かん。魔法少女も他の二人が色の名前なのに、赤髪だけアナーキーと統一感が取れてないのにも理由があるのだろうし、主人公が被ってるヘルメットもおそらく全共闘と何らかのつながりを持たせてるんだろうしで、自分にもそれなりの手掛かりみたいなものがあることはわかるんだが、そこから先がわからん。今はわかんなくても話が進むうちにいろいろ明かされて意味がはっきりするのかもしれんが、今のところはストーリーの大筋を追っかけるので精一杯で、そのうち意味を考えるのをやめてしまいそうな予感もする…。
バディゴル#15
金髪主人公が記憶を取り戻す話。うーん、その記憶を取り戻すまでの流れがメインで、勝負がただの引き立て舞台になっており、対戦相手があれだけ強豪って描き方をされていながらただの使い捨てだったので、なんか拍子抜け。
ゴルフというのはプレッシャーというかストレスで精神をガリガリ削るスポーツだってのは知識で知ってはいるんだけど、これだけプレイ中に気を失うみたいな描写が重なると、確かにキャラにいろいろな重圧や事情が背負わされてるのでその辺理解はできるんだが、どいつもこいつも…って感じでなんか作為的な感じが否めなかったかな~。人間ドラマとしてはこれで正解だと思うけど、片手落ちな印象。
江戸前エルフ#2
食玩趣味ともんじゃ焼きの巻。なんかいきなりどーでもいい話になっててワロタ。いやまぁこの段階ではエルフがいかにダメ人間エルフなのかを紹介するタイミングだとは思うんで、本格的に話が動き始めるのはもっと後かなーとか。といってもずっとエルフは引きこもりだったし、本当に他人と一緒に食事を摂る経験とかしてなかったの?とか、ネットで外の世界の情報は知ることができるとはいえ、やけにトレンドに詳しいとか、なんかいろいろガバガバと思えるところもあってこの先どーすんの?とか思ってしまった。
先週ネットで公開されてる原作漫画の一話を見てみたが、このアニメ、原作再現度がめちゃ高くてビックリした。むしろアニメの画像を切り貼りして漫画にしてるんじゃないかとすら思える出来。
まぁ不安に思わなくもないんだけど、仮にこのダラダラした展開が続いたとしても見切ることはないので、特に問題にもしてないというか。しかし異世界転生モノ、するものばかりと思ったら、異世界から転生してくるってパターンも珍しいな。