異世界おじさん#3

 おじさんが女エルフに化けていろいろやらかす話。OP映像に女エルフが出てたから、てっきり異世界から女エルフが現世に転生してきたのかと思ってた。人格が変化とか、なにやらそれっぽいなーとか思っていたのだけども、よく考えてみたら化けてる時に口調が女になるための方便なのでは?と気が付いたがそのへんどうかな。
 結界を壊したときの「いけるかなーと思って」のちょっと不確かなものをボンヤリ確かめてみたいその感覚というか、そのへんの間だよな。こういうのが絶妙なのよ。おじさんは異世界に行って大変な目に遭ったみたいだが、だからといってその状況に右往左往するんじゃなくてどこか超然としてるその感覚とか。こういう語り部のフォーマットはちょくちょく昔見かけたもので、なんか懐かしい感じ。
 しかしなんだな、くたびれた日常のちょっとしたリアリティに、しれっとファンタジーを混ぜ込むこのセンス、なかなか侮れん。