熊パンチ#2

 主人公が護衛対象と顔見せして研修に出発する話。アレ?、やっぱり主人公の更生プログラム?。対人関係で胃痛のような描写があって、関係性について何か思うところがあるという描写だったからなんか不思議な感じ。1期は単純に勧善懲悪の要素が強くて関係性がどうのといった話はあまり見当たらなかったから、この2期からそういう話にしてきてるんだろうか?。

アリスギア#2

 サバゲとコンセプトカフェでバカ騒ぎ。冒頭にこの作品の世界設定が語られるのだが、描写されるのはのんびりした日常。やってることは悪ふざけ。
 でも、たーのしー。ストパンとか一時期敵との和解がにおわされたけど、結局シリーズを続けるためにやはり倒すべき敵という形が続いているし、この作品にしたってそういう対立構造や世界設定がそもそも荒唐無稽なので、そういう本筋でシリアスをやられても結局つじつま合わせが上手くいかなくて破綻しちゃうんだよなー。ならこういう日常回でコメディやってくれて笑い飛ばすって形の方がキャラ消費としては正しいのかも…。
 しかし、ストーリーに大きく噛んでるわけでもないんだろうけど、フミカネの作品ってどうしても組織論が入っちゃうね。この話だと会社はのんびりできる居場所って感じで、用が無くても会社で私生活を営んでたりしてるし、それでそれに目くじら立てる経営者も管理職もいないという。これが理想の組織だ!っていうつもりもないんだろうけど、視聴者が見てこういう会社に入りたいよなーと思わせる何かがあるというか。会社が居場所であるというのも個々人で違うようだし、会社以外の私生活重視なら仕事の時だけ来ればいいし、どうせ家で一人でいてもツマランし、なら会社でのんべんだらりと過ごすか…と考える人がいたらそいつにとっての居心地のいい場所という選択制。まぁ昔のアニメはそういう組織が良く描かれていたような気もするが…。

絆のアリル#2

 なんか友人が出来たり、不思議クンと再会してたこやきを一緒に食べるの巻。物語としての大きな方向性はイマイチつかめないものの、著作権がどうのと言ってるあたり動画配信系の紹介をやってるんだろうなという感じかねぇ。あとは近未来的な社会はもしかしてこうなるかも…みたいな提示とか?。ネットを通じて表現行為を行うってのはやりたい人にとっては面白いことなんだろうけど、ネットなんてなかった時代を長く生きてきた自分にとっては、ネットでアイデンティティとかパーソナリティーを切り売りする時代ってのは地獄なんじゃないかという気がしてならないのだけども…。
 誰かの動画を見て影響を受けるという相互性はよくわかるんだけど、けっきょくやってることは既存のステージ要素だとかコミュニケーション要素なわけであって、本質を探ればそこに本当の無から有を生み出すオリジナリティなんてなくて、結局のところ既にある要素のアレンジでしかないんだよな。「自分らしさ」を表現するために、そのアレンジが途方もなくエスカレーションしていきそうな気もするんで、やってるほうも気がつきゃ地獄ってことなんじゃネーノ?。

君ソム#1

 不眠症同士の男子女子がなんかいきなり仲良くなってた。原作漫画はスピリッツ連載らしい。そういわれてみればそれっぽいというか、仲良くなるまでの推移をすっ飛ばしていきなりイチャコラしだすのはスピリッツらしいといえばそうかも。というかなんか物語としてあざとい。
 青春モノという感じなので、今後いろいろ思春期特有の紆余曲折があるんだろうけど、これも現段階では方向性がよくわからんな…いきなり二人で意気投合して夜を楽しんでたけど、よふかしのうたっぽい雰囲気もないしな…。まぁ悪の親玉を倒すとか世界を救うなどの物語上の大きなミッションがあるわけでもなし、ぼんやり楽しんでいく所存。