MHH#2

 死体の処理がほぼ終わったものの、ヤクザに踏み込まれて一家が襲われる話。なんか展開が早いな。ほぼ反撃能力のない庶民にアレだけ全力を出すんだったら、なんであのバカ息子かなんかを必死で抑えなかったのかって感じ。ただのヤクザがあれだけの能力を発揮するんなら、一次政権の時散々暗殺をおこなってたアベ一味、どれだけのことをやって闇に葬ってたんだろうなと空恐ろしく感じる。なにせ最新装備を揃えても支払いはすべて税金なのだからやりたい放題だったんだよね…。
 しかし、フィクションとはいえこの作品の更に空恐ろしいのは、警察の描写が未だに一切ないこと。あのヤクザがやってる悪事はこんなものだけではないと思うが、何人もあのバカ息子とやらが殺人を犯して何の捜査対象にもなってないし監視対象にもなってない。そういう視点があれば主人公達にも警察の捜査の手が伸びるから敢えて警察は除外してるというエクスキューズではあるんだけど、これ、現実の警察も基本政治屋なんかとつながりの深いヤクザは実質見逃しって現状を表してもいるんだよな…。