http://www.nhk.or.jp/hitokoto/archives/archives.html 「再び急増!振り込め詐欺をどう防ぐ」

 11月よりhttp://www.nhk.or.jp/hitokoto/archives/archives0810.html

 一昨日から、夕方だけでなく朝のんHKラジオニュースで取り上げられていた。そもそも振り込め詐欺自民党・警察の資金源であろうことを以前述べたが、麻生内閣に変わってから、クローズアップされてきたなという印象がある。振り込め詐欺は直接的にはヤクザの資金源であって、彼らが上納金を自民党・警察に納めるのなら、立法・司法権力がむしろ振り込め詐欺を推奨し、彼らヤクザ達を保護していたわけだが、やはり自民党の中でも清和会がその中核を担っていたのだろう。
 さすがに自民党の中でも、これほどあくどく搾取するのは酷いと感じていた層もいて…というよりは、バれた時に清和会と一緒くたにされて処罰されるのがよっぽど怖いと見え、ようやく取り締まろうとしているようだ。ちゃんと振り込め詐欺の手口を紹介して、できるだけ引っかからないように注意を喚起していた。
 しかし、そうはいってもやはり振り込め詐欺を行っている組織を本格的に逮捕しようとする気概は見られない。新規の犠牲者をなくそうとしているだけだ。それはなんといっても検挙率が低いということに現れている。本気で詐欺団を捕まえようと思えば実はかなりの確率で出来る。架空口座の把握が難しいとか言っていたが、それは一面である。被害に遭えば、その取引記録はログとして銀行に残るわけであり、その時刻に防犯カメラに映っている犯人を捜索すればいいだけの話である。でも敢えてそれはやらない。
 なぜ警察が振り込め詐欺について新規犠牲者を減らすことには取り組んでも、既存の犠牲者のために捜査をやらないのか、理由は簡単である。もし彼らを摘発してしまったら、当然カネを被害者に返却させなきゃならない。ところが、詐欺で得た金は自民党清和会関係者や警察に一部流れてしまっている。もし警察が本気で金の流れを明らかにしてしまったら、当然自民党関係者や警察幹部の首が飛ぶ。ここは一つ特権階級の安全のために、被害者はぜひとも泣き寝入りさせようという魂胆だ。警察自身が「今の警察の捜査力ではカネは還って来ませんよ」と被害者に脅しかければ、特に振り込め詐欺にひっかかるようなバカな層はまたしても騙されてくれるだろう。自民党の中でも積極的に振り込め詐欺推進に関わらなかった議員も、知ってはいたであろうから、全貌が明らかになると小泉・安倍内閣時の自民党代議士は全員馘が飛ぶ。福田あたりはちょっとずつ改善させようとしていたきらいはあるから、罪は軽いんだろうが、そもそも内閣が変わっていても別に代議士の顔ぶれは小泉政権時からそんなにかわっていないわけで、どっちにしろ罪を免れ得ない。なんとか関係者は時効に持っていきたいだろうな。
 藤原直哉あたりが言っているように、自民党が政権をすっ転げたとして、その代わりに与党になった政党は自民党の犯罪をすべて洗いざらい吐き出させ、厳しい断罪をすべきだろう。しかし、大分の教員採用汚職に見られるように、証拠は処分されるか、そもそも証拠が残らないように不正はすすめられているだろう。自民党が政権をすっ転げたらどこかで煙があがったり、燃えるゴミが霞ヶ関からいきなり大量に出されるから注意が必要だ。といっても、どうせシュレッダーにかけられたものが多いだろうから、自民党不正の証拠はなかなか復元されないとは思う。記録に残したものですら、他人の目に触れるのがまずいと判断された書類はボチボチ処分されているだろうしな。
 社会保険庁も給与金額の改竄とか、また新たな不正が明らかになったわな。どうすんだろうね?。自民党が政権をすっころげても、あとの政権は尻拭いで精一杯だろうな。でもまぁ、ホント不正を行った特権階級の断罪だけはめんどくさがらずにやってもらいたい。