神拾2#11

 お祭り前夜。なんか今までに出てきたキャラが総出で馴れあってるだけなんで、そう大して面白い話でもないというか。次回お祭り騒ぎでわいわいやってシリーズを〆るのだと思うが、1期は新しい要素を提示してきたのが、この2期目はそれを拡張するだけで新しい視点がなかったから、この2期のアニメ化はファンサ以上のものは無いような感じがする。

便利屋斎藤#11

 ラスボスみたいなのと壮絶な戦いの続き。Aパート丸々使ってもまだ相手を倒すことができず、倒したと思ってもいくらでもよみがえるというのは敵の討伐に苦労してる…というよりは、もう「繰り返しはギャグの基本」としか思えず、個人的にはあんまノれなかったなという感じ。親としての気持ち…みたいな部分には心惹かれるものがあったんだけど、それメインでもなかろうし、なんかラス前にしてはパッとしない回だった。
 結局サラリーマン応援歌的要素という基本は変わらず、使い捨て上等!のこの風潮の中、末端の労働者も必要とされる機会はあるよ…みたいな夢を見させる作品ってことでFA?。


虚構推理#23

 ホテル王の嫁殺害の真犯人は…の決着編。孫娘ちゃんのシロート判断をひっくり返して当時の犯行を鮮やかに言い当てた…という構図ではよくできているとは思うんだが、主人公の従姉かなんかとの因縁を示すために、依頼者の家族を混乱させてみるとか、ヒロインが危険人物だという演出のために、なんか恣意的な話運びやな…といった感じ。
 うーん、主人公周りの愛憎織り交ぜた因縁の対決みたいな構図に持ってくとやっぱり雑に感じるなぁ。無理やりそこに持ってかなくてもよさそうなもんだが、かといって今までのエピソードを単純に並べただけでは、結局解決するのはヒロインでした…という予定調和から抜け出せないので難しいところ。ヒロインもしてやられることがあるということを示して予定調和を崩すのは意図として分からなくもないんだけど、個人的にはそこに興味はなかったりするので…。

D4DJ2#11

 第一期のメインユニット2つがコラボ、そして今までの振り返り。ラス前なので溜めの話だとは思うんだけど、もともとこの作品がドラマとしての抑揚を重視してないからあんまりなー。普通のドラマのように、クリエーターの生みの苦しみを何かしら特別な努力をしたりとか、挫折をしたりとかあってもよさそうではあるが、DJというものがクラブに集まった客をいかに楽しませるか…という職業なので、必死こいて目を血走らせてスポコンばりの特訓なんて似合わないわけで。
 そのへんクリエーター同士が切磋琢磨するとか、追い詰められるというよりは自分に内在する情熱にドライブされるという有り方はいかにもだし、暑苦しい展開にせずむしろあまり詰め込まない構成はさすがといったところ。
 最初のうちは話数と月の数字が一致してたんだけど、12月に2話分詰め込むために抜けてる月があるみたいだね。探す気力もないけど気がついたらいつの間にかズレてましたというだけの話。