イカード#11

 主人公が反乱した教育係の意図に気付く話。なるほど、仮定の国ながらいかにもアメリカを彷彿させる土地柄で、アメリカンドラマで、家族大事!とか、ハリウッドまんまじゃんという。いろいろツッコむところはあるんだけど、家族とやらがテーマなんだったら、物語の自然な流れとか、辻褄合わせとかとにかく面倒ごとはすべて吹っ飛ばしてご都合主義的にシチュエーションを連ねていくのは、そりゃまぁアリといえばアリではあるんだけど、真剣に行間を読んだり、メッセージ性を追っかけたりするのがバカらしくはなるわな。
 個人的に一番引っかかったのは、主人公は血のつながった家族を全喪失しており、彼が訴えかけた教育係は妹という血のつながった家族がいるのに、いちおう現段階では教育係と妹のどちらを助けるかというトリアージなのであって、主人公が教育係に「お前は家族だ」と強く働きかけている今回の一連の行動は、要するに妹を切り捨てろと言ってるのと同義。とはいえ、どうせご都合主義で次回教育係も妹も二人とも助かる展開になるんだろーなーとか思っているんだけど、そこはまぁ。そしてなにより、自分が違和感を覚えたのは主人公が教育係にオマエは家族だといったこと。これ、昔だったら…というか今でも大半の作品がそうだと思うんだけど、普通は相手に「仲間」とか「友達」と言うハズ。上記の通り主人公は天涯孤独の身なのだから、一番親しい人間にオマエは家族だといってそれに相当するものを得ようとする…というのはドラマとしてアリではあるんだけど、職場で一緒に仕事して、落ち込んだら一度っきり励ましてもらっただけで家族というにはあまりにも関係性の積み重ねが無いので、こういう提示をするからには現代の若者には家族に相当する人間が昔と比べていなくなってる…ということの反映とでもいうのだろうか。とはいえ、いくら児童虐待育児放棄がクローズアップされているとしても若者に昔の家族に相当する関係性の人間がいないという傾向は正直首肯しかねるのではあるが…。主人公が精神的に追い詰められていて正常な判断が出来ずにあんなことを口走った…という可能性も考えられなくもないけど、そーいう話なの?。

あやトラ#7

 総集編。冒頭にそう述べられてたから回れ右しても良かったんだけど、乗り掛かった舟だとばかりに結局最後まで視聴。

 主人公が女になるシーンだけども、直後の画像見るとなんで猫で隠してたのかよくわからん。
 コロナ禍で大陸作画に頼れず延期してたのは知ってたけど、この総集編って間持たせとしてもイミフだし、次回は次回で特番らしいので、もしかして次期の放送枠を買い取らなくちゃならなくてその穴埋めだったりするのだろうか?。

AUO#11

 混戦。今滞在してる国は日本のメタファーではあるが、支配者層は渋々従ってるだけで、解放軍をしかたなく攻撃しなくてはならないって形になっているのもまぁわかるんだけど、小鼠以降アベに至るまでの日本は合衆国に渋々従ってるというよりはむしろ積極的に合衆国にケツ持ちをしてもらって日本国民に苛烈な搾取をしてるって構造なので、それ考えるとそれほど完全に一致してるわけでもないし、そもそも自主独立のために努力してる勢力が日本には皆無なので…。
 王国が従属の道を選ぶのであれば解放軍に攻撃するという主人公の有り方もわからなくもないんだけど、それはそれでどっぷり状況に関与してることにはなるのでビミョーな感じ。解放軍に帝国の意図を伝えておびき寄せられただけだから民間人に被害を出すより撤退して欲しいと伝えるわけでもなく、猫耳戦士も天災級の魔物を出して民間に多大な被害が出そうとか、一連のエピソードでなにか物語以上の目的があるからこういう展開になっているんだろうけど、意図が掴めなくてシラケるとまではいわないんだけど、正直どうでもよいと感じてしまうというか。オレ達の戦いはまだまだ続くENDだとは思うが、主人公は学園に入学して日も浅いだろうから、学園編がここで終わって次のステージに行くとも思えず、途中経過として何らかのケリはつけるとしてもそこに何の意味があるとも思えずで…。

ゲームあれこれ

 艦これもそろそろイベントに手をつけないといけないと思うんだが、イベント開始直後は数日間ネコも大量発生したし、初期の限定海域の難易度がバカ高いのでサービス自体からの脱落も出てるようで戦々恐々としてる。テレビアニメと連動してるようだが、一つの海域に出撃すれば他の海域への出撃がほぼ制限される…となれば、最初の方の海域の難易度は上げるべきではないと思うんだけど、まさか最終海域がウィニングランになるのならまだしも…だという感じ。


 お伽話のほう、予定を見ると今度は変身ヒロインモノとのコラボらしい。で、変身ヒロインモノのほうがお伽話とコラボをやるのかと思ったら、こっちも自社内コラボwww。ただ、これ、よく考えてみたら前の忍者モノなら忍者モノ、そして今度は変身ヒロインモノのほうがお伽話のほうにコラボを持ち掛けてユーザー数を増やそうと思ってるのかな?という可能性。
 変身ヒロインモノ、明日で開催中のイベントが終了なのだけども、まだ配布キャラの凸ptも集め終わってないし、シナリオまだ半分以上が未読。ただ、イベントシナリオは期間限定公開ではなくなったので、いつでもチェック可能だとは思う。ストーリーがヒロインを駒化したゲームで敵と対戦するというものだから、ドラマ性は有るけど物語上のミッションにイマイチ乗れない感じなのよねー。
 忍者モノ、リリーで火がついてしまってサービスに対する個人的な印象が変わってしまったのが自分でも笑える。というか、数年前から人間にも発情期があって、冬から春にかけて気温が上がっていく今の時期がそうなんじゃないかと思ってる。リリー見てるとなんかムズムズするんだよね。そういうわけで、時期が時期だしどうせ時間が経つと色褪せてくるので通常の精神状態になるまでの時間が長いか短いかだけの話ではある。しかしツンデレとか今まであんまり好きな属性ではなかったんだけど、他人にみせる攻撃的な性格が、周囲から見てもこいつはキツいから願い下げだと思われてるのに、自分だけが彼女の素直な性格を知っている…という部分で萌えあがるんだろうなという感じなのかな。いやまぁリリーに惹かれるものがあっても、現実にこのような女がいたらやはり面倒だなという認識なのは変わらないわけなのだけども、女は母になればガラッと変わることが多いということもあるので、本人に素直な面があれば一線を越えることが重要なのかもしれんね。キャラシナリオで妊娠したいとか赤ちゃん生みたいとリリーが連呼してるのもそういうこと*1なのかねぇ…。

*1:現実の女がそうであるかどうかはともかく、リリーは自分が他人から承認されないのは自分の言動や性格のためと薄々わかっており、自分を理解して受け入れてくれた相手を信頼してはいるものの、子供がいないとヤリ捨てられる可能性があるため理性だけでは納得できないから…という筋立て